夕暮れた。いよいよ花火大会始まる
今年で65回になる「港祭り花火大会」は七月二十三日に開催された。
この花火大会の特長は、花火を海上から打上げる所にある。海面に逆さ花火が映り、何ともロマンチックな風情が楽しめる花火大会なんです!私はここ数年“花火写真”にチャレンジしていますが、なかなか思う様には撮れないので…しばし考えた。
やはり狙い撃ちするには場所や風向き、タイミングなど予測値(=経験値)が必要なのですね。山下画伯の「長岡の花火」のように感動をうまく捉えたい!そう考えて花火写真を撮りはじめたのだが「希望は高くとも現実は厳しい」のでした。
「よしっ、今年は何も考えず本能で。気分は戦場カメラマンだ!」
それで今年は、思いっきり花火に最接近の場所(撮影には向かない風下ポジション)で、勝負してみましたよ!いよいよフィナーレの「スターマイン」が始まったっ!どぉ~ん、どどぉ~ん!火薬の臭いと煙が風に乗り、コチラまで漂って来ます…。
バン!バン!ドォ~ン!!ドドッドォ~ン!!
次第に連続花火は激しく、数も増してゆく。辺り一面に硝煙が立ち込め、頭上から燃えカスが降って来る。見上げる顔に当たった…何と爆風まで感じるのだ。構わずシャッターを切りまくるっ!
「この臭いこそ戦場よォ!(タブン)」
ドドドッドォ~ドン!
ズッドォ~ドドドン!!
「うぎぁぁぁゃ~!!!!」
思ひ出の夏、日本の夏2017年。