minminzemi81's blog

あがら おもしゃいやしてぇ~ よう~ ゆわよ のし

理想とする文体は…「夏目漱石」リスペクトだったのです!!【回想録】

Olympus Pen !!!


「月が綺麗ですね」こんなカッチョェエ日本語が、あるだろうか?

 

明治の文豪であり近代日本語を、創ったお方。

流石です!漱石さん。「漱石」←コレは駄洒落か? いや反語なのか? よくわかんな~いケド、出来ることならば書いてみたい綴り方、ナンバーワン!文体のヒト、なのでありました。ヤングメンの頃、むかしの話ね。

特長的なのは短文をポンポン積み重ね、音の響きでメロディ、語尾変化でリズム感を作り、コード進行も平易な流れで編んでゆく。だから気をつけないと簡単に、読み流れてしまう文体なのだな。まるで香具師の口上のようにね。まぁ、少なくともワタシは、そう感じたのだった。

だけれども…

 

「リズム感を真似したい、うっ、上手く出来ないよぉ…」そ~んな感じに、なりますねぇ。安易な猿真似厳禁!

 

一般的に文章とは→「何を、如何に、書くか」であるけれども、例えば漱石のあの有名な「草枕」はだうだ。ガッコで習って、誰もが知っている…筈だよね。いや、有名な冒頭文だけか。そうだよ、そうだった。

 

少し引用してみるよ。

 

住みにくさがこうじると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいとさとった時、詩が生れて、が出来る。人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りょうどなりにちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容くつろげて、つかの命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命がくだる。あらゆる芸術の士は人の世を長閑のどかにし、人の心を豊かにするがゆえたっとい。住みにくき世から、住みにくきわずらいを引き抜いて、ありがたい世界をまのあたりに写すのが詩である、である。あるいは音楽と彫刻である。こまかにえば写さないでもよい。ただまのあたりに見れば、そこに詩も生き、歌もく。

 

<「草枕」のテーマ呈示のところ>

 

この世の芸術家(とりあえずブロガーも入れとこかw)に対する応援歌♪であると、私は思う。

 

「み~んな悩んで上手になった」

 

では御機嫌よう。

 

 

参考/「山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ、情に棹させば流される。」…美しい春の情景が美しい那美さんをめぐって展開され、非人情の世界より帰るのを忘れさせる。

「唯一種の感じ美しい感じが読者の頭に残ればよい」という意図で書かれた漱石のロマンティシズムの極致を示す名篇。明治39年の作。

草枕 (1972年) (岩波文庫)

草枕 (1972年) (岩波文庫)

 

 

※見出しの「月が綺麗ですね」について…生徒が“I love you”を「我君ヲ愛ス」と読んだ。漱石は「月が綺麗ですね、とでも訳しておけ」と言ったらしい。成程いかにも夏目漱石が言いそうだが…どうも作り話っぽいのだ。真偽不明な逸話。

 

香具師の口上(バイ)とは…「やけのやんぱち日焼けの茄子、色が白くて食いつきたいが、あたしゃ入れ歯で歯が立たない! …チャラチャラ流れるお茶の水、粋なねーちゃん立ちションベン! 」渥美清演じる「フーテンの寅さん」の名調子である。

 

実践/お勧めな方法がある。名文は“音読”すると、より理解が深くなるものである。

YouTube