ガッコでは“にっぽんこくけんぽう”のコト、サクッと習うはず…?
うちの子供が現社で「日本国憲法、習ったぁ」と言う。学校での授業内容を詳しく聴くと、相変わらずの端折り講釈だったようだ。
たしか「十一条の基本的人権」とか社会科教師がゴチャゴチャ言うとった記憶が、忘却の特異点にボンヤリと微かにはある。まぁ早い話、忘れてる。
「一条」とか「九条」はたいてい授業では無視されるかなぁ。
ほとんどの高校生がお勉強最後のチャンスなのにね、これじゃ「無知蒙昧の大量生産」てコトになるよ。「日本国の最高法規」ナノにさ。何でこうなるのか、この国は。
かく言うワタクシも、高校時代はさっぱりワヤでした。だからエラソーなことは言えません。ケンポーと云えば…「聖徳太子の十七条憲法」がアタマに浮かぶ。←なんでやねん。
交通法規は免許証取るために、渋々勉強したけどもね。法律はやたら理解不能な悪文で書かれているから、そりゃ誰だって嫌だよ。
今の世は何かヤバさが増してきて、北のテレホンヘッドが、ロケット花火撃ちかけて来るしね。アメリカの統領はウエスタンの牧場主みたいな、時代錯誤おやぢだし。
「今がその時なのか…?」
うむ、ココは一つ日本国憲法の迷解釈でもしてやらね…「ハタと気付く!」…これはムズいよねェ~、う~む。
しばし考え込む、まずい…なんか、ヤバイ!
難しいコトを浅く広く、わかり易く説明する
うむむ、池上彰の偉大さ??がよく解った。
まして「対我が子」に、だよ。
ナカナカの強敵ぞ。
自分を半分クローン再生したみたいなヤツに、果たして上手く伝わるのだろうか?「リテラシー脳力」が試される時がきた!
はい、ミンミンゼミの始まり、始まり

第一条は都合により、割愛します
なんだかんだ色々あって…
「…てことでまぁ、九条を簡単に言うと…①戦争も武器も使えへんし、ずう~と持たへん②陸海空軍その他の軍隊は持たへんし、戦争も止めや! ヘタレなのび太なんですぅ」さらに続けて、言う「まぁ戦後のことで“あつものに懲りて鱠(なます)を吹く”て、感じだったのかもね?」
「ふ~ん、ほな“自衛隊”て、何…?」
「ハイハイ、い~質問ですねェ、昔の日本は“武士”を無くして“健児(こんでい)”を置いた。今は“軍隊”無くして“自衛隊”て、呼んでる訳で…」んで、メモ用紙にこう描いた。
いま「軍隊≠自衛隊」
むかし「武士≠健児」
「まぁ、クラブ活動かな、クラ活。プロじゃ無いのよぉ~。阪神タイガースちゃうでェ、大阪桐蔭高校て感じかな」
「それ、嘘っぽいやんかぁ…!」
「その通り!嘘でぇ~す!! つうか欺瞞かな? 話としては簡単で、自衛隊てな軍隊は違憲です。間違いナイ!だからと言って“無くせ”言うのも現実の見えない左翼小児病。日本共産党という頭の硬いのだけが取り柄の党すら、自衛隊は認めるとしたし…(後略」
あぁ、なんかムズいな…自分で喋っていて嫌になってきた。まずい、角度変えよう。
例え話に突入す→「えと、此処にカネモの家(日本)がある。その周りには泥棒(××国)がおる。そーすっと常に狙われるコトになるやろ。家族は心配で夜も眠れません。なので、警察(USA)に相談しても…」相変わらずぐねぐね絵を、描き続ける。
「知らん顔する…」
「そう…そやねんなぁ、なので自前で“セコム”と“アルソック”を頼むわけや警備システム、コレが“陸海空自衛隊”て訳。それ位の金ぐらいあるからねェカネモやし、所がその家に“口煩いババア(平和教)”が居ってなぁ…」
バアさんの絵を描き、自分でウケてる! 何だこれ…隣におるおばあちゃんやんか、このヒト。
「昔はそんな事せんかったわ。玄関の扉鍵も掛けんでも良かったで。ホンマ金の無駄使いやしてよ…とか何とか、色々文句宣うんやな。ほならど~したらエエのん?と、バアさんに聴くと…したり顔のバアさんは…」
「屁をコイタ!」
「おっしい~なぁ、仏壇の前に座り念仏(憲法)を唱え出しましたとさ。さてバアさんの念佛はドロボーに効くのでしょうか?どお」
「…???」
上手く説明するつもりがナゾナゾになってしまったぞ、ありゃりゃ…困ったな。
ダメだこりゃ。
外ではこうろぎが鳴いている「る~ん、る~ん♪」こうして今日も我が家の夜が、更けていくのであった。めでたし、めでたし。
推薦本/「日本国憲法」なのだ!
◉作者: 赤塚不二夫,永井憲一
◉特別付録/ぐねぐね描いていたメモ用紙。なんだか良く分からないメモだな。コレは酷いね。