minminzemi+81's blog

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小説「はてなブログ」への旅【深い森の奥の水底】

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腐海、森の奥へ旅立つ

 

 

そのブログ世界は 深い山奥にある

 

山の相貌は硬く 峻しいものだった

 

安易にひとを寄せ付けない

 

濃い霧がいく筋も漂い流れ 陽を遮るのだ

 

視界が悪く 歩く方向も定まらないが

 

冬枯れの落ち葉踏みしめ ゆっくりと往く

 

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突然“グウッグウッ”という妙な声が 聴こえた

 

いったい何の動物なんだろう

 

そこには 痩せた白い枯れ木が 無数にたっていた

 

とてつもない数の木々が 無惨に朽ち果てているではないか

 

きっと天からの恵みの雨に 微量の毒を含んでいたのだ

 

雨は容赦なく 永く 降り注いだのだろう

 

そうして耐えきれず 終わりを迎えたのだ

 

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さらに奥の森には 私の行く手を阻むように巨大樹が横たわっている

 

まるで巨大な竜のようだ 

 

昔はあたりの若い木々を偉そうに睥睨していたろうに

 

いまは無様な姿を晒している 

 

その場所を迂回してみると 小さな枯れ滝壺があった

 

不思議なことに先程から 生き物の姿がまったく見ないのだ

 

そんなっ 馬鹿な…奇妙な音だけが 聴こえ続けているのに

 

しばし水面をみていると

 

確かに底の方から何やら“ブツッブツッ”と 音が聴こえる

 

生き物なのか はたまた魔物なのか…判らなかった

 

仄暗い水底で 確かに何かが群れているようだった

 

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何故かその奇妙な場所を 離れることができなくなった

 

わたしはまだ動けずに ここにいるのだ

 

居心地の悪い 森の奥 この場所で

 

(600文字)