minminzemi+81's blog

あがら おもしゃいやしてぇ~ よう~ ゆわよ ノシ

子供の頃、経験した事象と見事シンクロした『女並通り』(従姉妹シリーズ)【文藝作品⑫】

 

昔むかしのおもひで話を少し

 

子供時代の記憶というものは曖昧となり、何かに記録しておかないとダメだね。ヘタすっと「はいっ、ナッシ~ング!」と、上書き消去されかねない。

ワタシはわりと長期の記憶力は、いい方なんだけどねぇ。いや、過去のメモリーすべき風景が、多過ぎるのだった。ネタ繰りするのも大変だな。

 

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白状するが実際のところ、私語りはあんま得意ぢゃない。ましてそれを小文にチャチャと纏めるなんてね、それじゃまるで小学SAYだよ、夏休みの作文みたくなって、後々なり読み返しけっこう自己嫌悪だった。

そう作文!夏休みの宿題なんか、八月末、残り三日でラッシュ!深夜まで工作したり、急に七月の天気調べだしたりね…宿題に絵日記があった。それをまとめて片付けようと…気づけば深夜四時なんてあった。

…が、もちろん間に合わず、頭抱えたものだ。ヒドイね。

 

さて、あれは八月の終わり頃…夏休み中での出来事だったか。

 

夏休み、海釣りでの思ひ出

 

ワタシは、オヤヂのいない母子家庭育ちだった。なので、夏休みは自由なのだが自分のスケジュールは、自身で組み立てねばならなかった。…要するにひと夏中「放ったらかし」だった訳で…放任主義かよっ?!笑

それで夏休みには宿題もせず、河川で釣りばっかしていた。釣れるのは、フナやハゼかギンタとか、たまに見たこともない謎の魚?汽水域なので海魚も混じった。この時すでに、ジジィ釣師ような釣キチぶり。

 

そして友達と自転車こぎ漕ぎ、海へも行った!

さらには、遠征釣行にも行った。凄い行動力だね!

 

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釣り道具一式を抱えて、緑の南海電車に乗り泉州まで。そこに母方の実家があったからだ。旧街道筋に百年位は軽く歴史あろうかという、古い商家の造りだった。

すでに可愛がってくれた祖父母は亡くなり、当主は代替わりしていたが。ん…それで母ちゃんは、足が遠のいていたのかな。ま、軽く挨拶して。

その家から海岸まで、人気ない裏小路を徒歩三分。歩くほどに磯の香りがど~んと強くなる。低い堤防をヒョイと越えると、随分古臭い石組造りの波止(明治か大正時代のもの?)にでる、その先端よりブッコミ釣りすると、ちっこいカレイやガッチョなどが、よく釣れた。

子供的にも気軽な穴場だったんだよ。

(※ブッコミ釣りとは、お手軽な投げ釣り。幹糸に重りを通してスイベルで止めて、その先には釣針とエサがある、シンプルな構成。それをチョイと投げる感じ。飛距離はあまり必要ない)

 

波止場を独り占め。夏の日没までじっくりと釣り続けた。

 

太陽がジリジリ照りつけ、潮風がとても心地よかった。その釣りの合間、その石波止の横っちょ辺りに、テトラの隙間からドブ川が流れ込んでいたのをみつけた。昭和時代には排水路がゴミ箱代わりだったのか、色々なゴミが河川に流れ込んでいた。

それらは、ずいぶん赤みが残るスイカの皮とか、茶色の健康サンダル片方とか、割れた白い陶器とか、ピンクのイチジク浣腸とか、生ゴミ魚の骨、残飯など…色々。いま思えば投棄物がゴチャったカオス状態、ほんとヒドい光景だった。

 

ゴミ観察をおえて釣座へ戻る。 そして、夕まずめとなった。

 

堤防にパチャパチャと打ち付ける波の音だけが聞こえている。そんな時だった。ふと、ひとの声が聴こえたのは…微かに聞こえる、どっかのバアさんの話し声だった。話の内容まではわからない。

「え、ぇ…?だっ、誰?!」

キョロキョロ周囲を見回したが、誰もいない。続けてまた、ヒソヒソ話と瀬戸物類がカチャカチャと鳴る音も聴こえた。ドキドキした。

 

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「う~ん。どっかで、洗い物でもしてるのかなぁ?」

今度はあたりをよく探したが、もちろん周囲にはひとっこ独りいない…ここは海なのだから。やっぱり自分以外、誰もいなかった。

「なんか変な感じなんだケドな…」

でも、ナニが変なのか小学生の自分には、よく判からなかった。

まず海の沖方から、人の声なんか聴こえるハズはない。いまにして思えば日没間際だった。それなら、その時分には浜風が吹いていたはず。沖から浜へと吹きつける風。だからヒソヒソ声が聴こえるハズないだろ…まぁ、そんな不思議体験をしたのだった。

 

そして、最近のはなし。SNS上にこんな話があることをみつけた。ずいぶん驚愕した!それが『女並通り(めなみどうり)』(従姉妹シリーズ)というお話なのです。実に興味深かった。

 

短いはなしなので以下、要約せずに転記します。

 

『女並通り』

 

『昔から旧いものには魂が宿るという。長い年月を経て魂を得たものは、九十九神とも付喪神※1とも呼ばれ、神のような妖怪のような信仰と、僅かな恐怖の対象にされてきた。

澁澤龍彥※2はそれを日本人の、古いものに対する愛着と畏れの表れだと記している。だが、本当にそれだけなのだろうか。中には、年輪のように記憶を積み重ね、語るようになったものもあると、俺はそう思う。

 

小学生の頃、俺は俗にいう鍵っ子で、中学年になってからは学童保育に通っていた。迎えには近所に住んでいた五歳上の従姉妹が来てくれていたのだが、これが少し変わった人で、一緒に行動するうちに幾つかおかしな体験をすることになる。

 

歩くだけで汗ばむ暑さも、日が落ちるに従ってだいぶ落ち着き始めた。小学五年の夏休み前のことだったと思う。学童保育からの帰り道、従姉妹と商店街の裏通りを歩いていた。通い慣れたいつものコース。左手は商店街、右手は小川が流れるその小道は、女並通りと呼ばれていた。

 

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夕闇が近づくなか、時おりすれ違う買い物帰りの主婦をのぞいて、あたりには人気がなく、少し離れた商店街のざわめきが聞こえてくるほかは静かだった。石を蹴りながら歩いていると、小川のほうから瀬戸物が触れ合うような音がした。見回したが何も見当たらず、俺は空耳だろうと考えた。

 

少したつとまた、さっきの音が聞こえた。今度は人の話し声も混じっていた。立ち止まるといつの間にか商店街のざわめきが聞こえなくなっていることに気づいた。また、瀬戸物が鳴る音と話し声。一瞬笑い声まではっきりと聞こえた。見回しても俺と従姉妹のほかは誰もいない。

 

急にあたりの夕闇が濃くなったような気がした。

奇妙な静けさが痛いほど耳に迫る。

 

従姉妹を呼び止め、先程聞いたものについて話した。

「ねえ、変な音がしたよ。誰も居ないのに話し声がしたんだ」

俺がそう言うと、従姉妹は少しの間、耳を澄ませてから言った。

「この川、昔はもう少し大きかったの、知ってる?」

また姿の無い笑い声が聞こえた。

「商店街が出来る前はね、民家がずうっと立ち並んでいて、川はここに住む人たちの生活を支えていたの」

沢山の瀬戸物が触れ合う音や、濡れた布を叩くような音もする。

「その頃は炊事や洗濯は、全て川に頼りっきりで。同時に主婦たちのお喋りの場にもなっていてね、だからこの通りは今でも女並通りなんて呼ばれているんだよ」

従姉妹はそう言い終わると歩き出した。

 

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俺は離れないよう慌てて隣に並びながら聞いた。

「これはその時の音?どうしていま、聞こえるの?」

従姉妹は屈んで、俺の顔を覗き込んだ。

「今はもう誰も使わなくなったのだけど、川は忘れたくないのね。自分を昔頼っていた人たちのことや、その思い出なんかを」

そう言って俺から視線を外し、川を振り返って眺めた。俺もつられて振り返った。その時、川岸で食器を洗い、洗濯をしながら世間話に興じる人たちの姿を、確かに見たような気がした。

俺は何だか懐かしいものに触れたような思いで、それに見惚れた。従姉妹が俺の頭をぽんぽんと軽く叩いた。我に返るともう何も見えなかった。やがて、遠くから商店街のざわめきが、聞こえてきた。』

 

そうか…不思議体験は、自分だけではなかったのだな。

ワタシはこの話に、妙に安心した。

 

(※1 付喪神は神様ではなくモノに宿る、いわば怪異の一種。草木や動物や道具でさえも、長い年月たてばモノに精霊が宿り何らかの意志を持つ、といった信仰。『器物百年を経て化して精霊を得てより人の心をたぶらかす。これをつくも神と号すといへり』陰陽雑記)

(※2 澁澤龍彥は、フランス文学者、小説家、評論家。エロチシズムに関する著作が多く、マルキ ド サドの「悪徳の栄え」で、裁判沙汰となり有罪判決を受けた)

 

▽不思議なストーリー、続けてこちらの話もどうぞ↓↓

minminzemi81.hatenablog.com

 

 

(3400文字、thank you for reading.to recall beautiful memories.)

クレペリン検査に、なぜ落ちるのか…てか、こんな子供騙しで何がわかるのさ?と、私は言いたい【就活対策】

 

何だか信じられな~いハナシですぞ!

 

そ~なのである、わたしには信じられない事象なれど「大切な企業の入社試験」とかにですね、いまだこんなモノを応募者にさせるらしいのよ、へぇ…マジですか~??あ~た、たかが一桁の足し算ですよ。

小学生の数ドリですよ。大卒馬鹿にすない!

まさにコレ、子供騙しじゃろて。ちがう?

1+1=2「小学一年かよっ!」ピシッと。

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ふふっ、ワタシに足し算で勝てるのかしら?!

まず筆記試験「一般常識問題」に続いて「クレペリン」検査なるものがあり、その後に「鬱陶しい人事部長」らと全面対決!と相成りまするなぁ…そして、総合判断します!とな。言いよる。

ふふっ、燃えるぜっ🔥萌🔥うそ、ウソ。笑

(※大卒とは、限らないよね。高卒も中途採用も)

 

そもそも「クレペリン」とは、なんじゃらほい?

 

無駄に痛い予防注射かよ!と思っていたら、まったく違った。

「それは、ツベルクリンやろ!!」

じゃ、昔のドイツの飛行船やったかいなぁ~?

「それは…え~と…何?…ツェッペリン号?そのボケむず」

 

クレペリンの、正式名称は「内田クレペリン精神検査」というらしい。おやおや『精神検査』とは、まったく穏やかでないですねぇ「人権問題」が早くも発生!

 

クレペリンは、精神状態を検査するのですかな。

 

ドイツ精神医学者 クレペリンの作業曲線を、日本の内田勇三郎※1大先生が、1920年頃より、こちょこちょと“アレンジ加え”ながら、いまあるテスト形式に発展させたのです。そう、驚くなかれ何と…ジャン!

 

一世紀以上も過去の遺物だったのですっ!!🎊わ~!

 

これには、唖然とした。モボとかモガとかシャラり闊歩していた「大正浪漫」なんですなぁ、竈門炭治郎も鬼滅隊入る前にやらされたのだろうな。

ずいぶんカビ臭く、もう草ボ~ボ~大草原の小さな家※2。人事ぶちょ、そろそろやんぴにしませう。ホントくだらな~いと想ふ、今日この頃。

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「何と、全問正解…!?ヤなヤツだわ、こいつ失格!」マジか…

(※1 内田 勇三郎 1894~1966年。心理学者、「内田式クレペリン検査開発者」として有名なのだが、一般的にはあまり知られていない)

(※2 NHKで、1975年~1982年まで放映された人気ドラマ。主人公は、明るく活発な次女ローラ。美少女しっかりもの長女、メアリー。美人で優しい母さん、キャロライン。牧農業やら製材所やら製粉所で働き過ぎる、チャールズ父さん…何だか懐かしいな!)

 

ではいったい「クレペリン検査」で、何がわかるのか?

 

クレペリンは…『受検者自身の気持ちの気質特性など判断できるようになっており、描かれる作業曲線によって、情緒性や仕事にかかるときの態度、仕事の乗り、周りの環境への変化に対する適応力など、受検者の性格や行動ぶりや知能など判断しようというものです』日本心理テストHPより

 

これ、いったいアニ言ってんだか…??

 

企業における「情緒性とは」…?

 

例えばあれかな、仕事ヘマした新人OLにガミガミ叱り飛ばして、さらに仕事終わりにそのOLを、赤提灯に一杯誘うパターンだね。さぁて、頃はよし。結構酔わしたから、その店も用済み。引き戸をガラララ…そこで夜空チョイと見上げ「月が綺麗ですょ、美那さん♡」とか、言うつもりかね?この、エロぶちょーさんよ。(※一部実話ですが、フィクションです!)

 

新人の「仕事する態度やら、ノリ」…?

 

ノリってあんた、それマジですか?新入社員が、両親指立て「ウェ~イ♪きょうも得意先、行っちゃうよ~、ベィベェ!」にわか飛び出す若者、タタタと走りバタン!そこでパイセンが言う「うんうん!アイツはノリだけは、いいねぇ~♪届ける資料、忘れているけどさぁ…」ノリだけは、いいヤツ!そう、浅草海苔。(※これも実話かも、でもフィクションです!)

 

わお「性格やら知能」までバレちょんだで!

 

さらに恐ろしいことに「性格やら知能」まで判っちゃうらしいぞ、キャ!オカルトかしら。いやいや、チョット待って頂きたい。なぜ小一の数ドリ的足し算で、性格やら知能まで判るのだ?!よく当たる占い師的な、新宿の母的なやつ…(古っ)。

 

このことがホントならば、「イグノーベル級の大発明」ではないか!あぁ…い~や、にわかに信じ難い。で、ワタシはまた想う。

はい、独断と偏見によりますと。このテストの意図(真意)は、やはり“ちがふところにある”のでは、ないかな?例えば、世間様に胸張ってハッキリ言えないような、精神疾…?おっと…。

 

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少額生は想ふ。この宿題にいったい何の意味があるのかしら?

 

さて「クレペリン」検査の実際

 

クレペリンの試験内容は、一列に無意味にダラダラと並んだ数列、1348…数列の左から順番に足し算をします。例えば1と3ならば、答えは4と下に書き、次に3と4なら答えは7と数字をサクッと記入していくのです。

 

もちろん、テストなので時間制限もある。それぞれ一列に付き一分。「前半パート15分⇒休憩を5分とり⇒後半パートも15分」といった流れとなっていますね。途中五分の休憩を挟むところが、どうやら脳ミソらしい。

 

クレペリン検査でわかること…『15個ずつ線で結ぶと、たいていの人は大体同じ様な経過の曲線を描くことがわかりました。これを「作業曲線」と呼びます。約一万名の作業量の平均を基本とした作業量の平均曲線をもとに、受検者の曲線を調べた結果、受検者の性格の違いによって、そこに描かれる作業曲線にもいろいろな特徴が見出され、その作業曲線の特徴が性格の特徴と結び付くことがわかりました』日本心理テストHPより

 

またまたぁ~、たかがサンプル一万人レベルで、アニ言ってんだか…そしてまたもや「性格」といってるね。そんなら西洋占星術(ちゃんとスコープ書くやつ)の方がよっぽど当たるぞ!マジで。

 

ようやく得た、結論としては…

 

ワタシは、とあるドクターS(京大医学部卒)に、このクレペリン検査の話したのですよ…そしたら「フッ」と、鼻で笑ったのゼ。そう言うコトだろ!!

 

 (2500文字、Thank you for reading.good luck!)

2ちゃん『洒落怖』の中で一番興味深く、かつ面白かったのが『師匠シリーズ』【文藝作品⑪】

 

じつは数年前から眼をひどく悪くして、結果テレビやゲームもやらなくなったし、さらに長文読書することも諦めていた…それに加えて。昨今のコロナ籠りなども付加され、何だかんだ〈物事全般やる気が出な~い〉情けない状態に陥った。いまや危機的状況なのかも?

 

いや、まだまだ大丈夫だろ。もちろん、こんなブログ書くのすら、大変だったりするけれども。スピードはガク落ちながら、まぁ、それはそれで。ほんと歳をとるのはイヤな事だなぁ~とつくづく思うねぇ~、今日この頃デス。笑

 

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最近、音声朗読にハマっている

 

ああ、そうだ。それで、YouTubeにアップされている小説朗読などを、聴くことにスイッチした。寝入りばなに朗読劇を聴きながら、色々想像をめぐらす愉しさを、これにより覚醒すますた…まる。

 

でぇ~その中で。特にオススメの作品を紹介しますね…まずは、知る人ぞ知る傑作編『師匠シリーズ』から!

 

2ちゃんねる「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」板、通称『洒落怖』の中で一番興味深く、かつ面白かったのが『師匠シリーズ』だった。2003年あたりから連綿とSNSで続く、名物シリーズなのだ。'03年頃といえば、スマホなどなかった時代。いゃぁ、こりゃ隔世の感だね!(※いやスマホは売り場にあった。買えなかったダケだね、笑)

 

チョッチだけ「師匠シリーズ」の解説を

  

作品の時系列として、1991年~2003年辺りまでの時間の流れがあり、結構な話数(百話以上)となっている。投稿者が思いつき(趣味?)で始めたためか、やはり話の並びがなんとも分かりずらい。まぁ、ネトにありガチ、なかなかの不親切設計なのだが、いやはや話はとても面白い!

 

ストーリーの流れ方としては、過去経験ばなしとして「主人公ウニの回想譚」として語られてゆく。メインとなる「俺(ウニ)」。眼鏡の青年で、少し霊感あり、大のオカルト好き。師匠シリーズのストーリーテラーとなる。

 

そして、通称「師匠」がいる。大学院生で、仏教美術を専攻。この人は、ウニのオカルト道の師匠であり、視える者として話中で大活躍する。話の始まりに「師匠に聞いた話だ」とあれば、この師匠からウニが伝聞したことになる。

 

さらに魅力的な女霊能者の「加奈子」。師匠のさらに師匠筋となる設定。そして後半から、突如登場するゴスロリ厨坊の「音響」もいる。

だいたいこの四人の能力者による、縦横の相関関係で、オカルトストーリーが語られて逝く…が、やっぱり登場人物の理解がややこしいね。

 

やはり、箇条書きに直しますか。

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幻想的でオカルティックなストーリー

○俺(ウニ)…師匠シリーズの主役、本作の語り手。地方O大学の一年生。

○師匠…ウニの先輩(師匠)であり、加奈子の弟子筋にあたる。大学院生。

○浦井加奈子…霊能者で魅力的な謎の女性、師匠の師匠となる存在。

○音響…ゴスロリの女子中学生。シリーズ後半で、ウニの弟子的存在に。

○歩く…倉野木綾。別名あり。師匠の彼女、大学三年生。予知能力あり。

○京介…山中ちひろ。ネット上の、オカルト板の住人。氷室京介ファン。

 

「師匠シリーズ」の始まりの作品

 

たしか【師匠シリーズ】の始まりは…𖠋𖠋「小人の怪談」だった。

短文でサクサク畳み掛けてくる、小気味よい文体にはグッときた!そのつかみ(冒頭部)引用します。

 

『189 ›› あなたのうしろに名無しさんが・・・

さて、怪談じゃないけどこんなのはいかかが?

オカルト大好きな俺は、知り合いやサークルの後輩先輩に、節操無く「なんかない?怖い話」と聞きまくる癖がある。で、俺の歴代の彼女にも聞いてるわけだが、全員一回だけそういう心霊体験をしてるという。

それが変な類似点があって、一人目が「おかあさんと一緒に買い物に行った時、道端で小人が踊ってるのを見た」二人目が「北海道に友達と旅行に行ったとき、コロボックルの死骸を見た」三人目が「金縛り中に小人みたいな童女がお腹の上に乗ってた」いずれも小人が出てくる。不思議だ。

四年くらい前に俺のオカルト道の師匠が「最近、小人を見るパターンの怪談が増えている。5ミリの女の亜種もこの変形だ。あんまりいい傾向じゃない」と言っていた。いい傾向じゃないとどうだ、というのか分らなかったが、妙に怖かった。

師匠に彼女の話をすると「次は多分、大きい人を見てるよ」と予言されたのだが、去年、久しぶりに彼女ができたので聞いてみると、彼女も一回だけ変な体験をしており…

「夜中に窓の外を、異常に大きな人影が通り過ぎて行った」

ひ~、いまにして思うと、あの師匠の方が怖いわ!5、6人殺してるという噂が流れてたし。怪人だな。

この人にまつわる話も色々あるが、また今度。』

 

この小人話の流れは、長編『巨人の研究』 という作品に、繋がるのだが。長いウンチク噺のあげくに、何ともびっくりな結論を魅せるのだ。

 

▽自分的には少しだけ霊感がある方かも?よく分からない経験をするから。友ヶ島に渡る前のこと。実際に「金色の小人」をとらえる話!

minminzemi81.hatenablog.com

 

それで、数作読んで(聴いて)…ふと、思った。この文章は単なるチャネラーではない。文章はまだ粗いが、かなり小説を書きなれた人物のようだ。きっと投稿者は、オカルト好き暇ありお喋り好き大学生(設定?)なのか。

 

シリーズ構成といい、執拗な描写力といい、作中キャラの立て方など…「これ維新がデビュー前後にボツ食らった作品を、SNSへ腹いせ投稿したのかもしれないゼ?」…と、思ったのさ。知らんけど~(大阪風)。

 

▽続きが気になる方は、朗読音声版でどうぞ。ホント興味深いね。

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最近聴いて、ずいぶん感心してしまった作品 

 
〈師匠シリーズ「双子」あらすじ&感想〉

 

探偵事務所でアルバイトしている師匠と加奈子。そこへ依頼者の羽川里美から「生き別れたという、双子の兄を探してほしい」と頼まれる。彼女の話を聴いて、兄が住むという岡山県北部の磐座村(架空)へ、二人は旅立った。

そこでは、双子を恐れ忌み隠す人々、沢山ある道祖神の石像、歌詞が少しだけ違っている「かごめかごめ」そんな数々の謎解きと、霊的な冒険を続けることになるのだが…。

これ、ずいぶん長い話となるのだが、本編ストーリーに日本の土着信仰や古い神話などを巧くミックスさせて長編を中弛みさせず、程よい緊張感を保っていますね。ネトに上っていた頃、チャネラー達は、この話にずいぶん熱中したのでは?

そして単なるホラーというよりも、推理ミステリーとして仕上げています。細く散りばめられた逸話を積み重ね、ラストまで持っていく構成力にも感心した。なのでこの書き手は、プロのライターと想えるのだが…。

う~む、いったい投稿者ウニとは、何者なのか?やはり…西尾維新か?例によって、本編に入る前の「マクラ噺」が矢張りうまいね。師匠と加奈子さんが“うるう秒の実証実験”をやろうとしているのだが、それがね…可笑しい!

 

【師匠シリーズ】「双子0時間の話」

 

『にい、さん、しい、ごお、ろく、しち、はち、きゅう、よんじゅう、いち、にい…」机の上に置いた目覚まし時計の秒針の動きを、オカルト道の師匠、加奈子さんが数えている。

僕はその様子をじっと見守っている。時計の針が深夜0時を指したところで、師匠が秒針を数えるのを止め、顔を上げて僕に「どうだ?」と訊いてきた。

「いや、どこも飛んでないです」そう答えると、師匠は「うにゃあああ」と喚いて畳の上にひっくり返った。「わっかんねぇ!」そう言って足をバタバタとさせる。僕はそのホットパンツからのぞく太ももにドキドキし、目のやり場に困っている。

夜に師匠の部屋に呼び出されて「実験」とやらにつき合わされているのだが、なにがやりたいのか、こっちこそわからない状態だ。』

 

▽師匠シリーズ「双子」は、0から4まで続く。いゃぁ、面白かった!

youtu.be

▽リンク/pixiv 「双子」オリジナル版。

www.pixiv.net

 
おまけ〈ちなみに庚申講とは?〉

 

天帝を信じ善行する者には恵を与え、天帝に背き悪行する者には天罰を与える。それらは寿命にも影響を及ぼすという。そして、庚申の日に人間の体内にいる「三尸の蟲(さんしのむし)」が、人々が寝ている間に「天帝へ悪事の報告しに行く」それを阻止するため、一晩中眠らずに宴会フェスを行う。

昭和の中頃あたりまで、庚申講はたしかに行われていた。小さな幼児頃の私の記憶なので、はっきりとはしないが「近所の婆さん連中が、世話役宅へ集まり、夜中までワイワイ騒いでいた」のを覚えている。きっとあれだよね。

その御神体は、神道系では「猿田彦神」が祀られる。申は猿だから!「青面金剛」は仏教像ではなく中国道教に由来し、日本の民間信仰の中でさらに発展した尊像。庚申講の本尊であり、三尸を押さえる神様である。

 

▽師匠シリーズには、漫画版もあります。まだ読んでいないけど。

(※師匠シリーズは、二次使用と拡散(商業利用以外)が認められています。YouTubeやネトのまとめなどで、ほぼ全編の閲覧が可能です) 

 

(3800文字、thank you for reading.) #師匠シリーズ  今週のお題「やる気が出ない」  

コレはガチ!友ヶ島に渡る直前。何とっ、心霊現象?!あったことなど。和歌山市 加太【友ヶ島裏話-弍】

 

出発前、ふと「何かやだなぁ…友ヶ島」と想った。

それは何故なのか、判らなかった。

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ここは深山の砲台跡

少し昔話に、なりますかね…

 

ラピュタにそっくりィ~♡」

 

そうあるレイヤーさんが呟いたそうな。するとSNSで一気に拡散し、いまや「日本一有名な無人島✨」となった和歌山市沖合、紀淡海峡にある友ヶ島まぁ、そこに家族でお出かけした時の話なんです。

 

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こちらが友ヶ島第一砲台跡

 

「何かやだなぁ~、何かやだなぁ~」

 

いえね、地元だし子供の頃から何度も渡島しているから、モチベもイマイチ上がらない。すでに大方、判かっちゃってるんだもんね、この島はね。

 

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有名な友ヶ島第三砲台跡

例えば、第三砲台跡地下にいた兵隊幽霊は、毎日ドカドカやって来る観光客に耐え切れず、遂にどこかに家出したコトなど…笑

 

「おいおいマジかよぉ~ソレ?」

 

まっ、真偽はともかく、朝からユルヌルしていたら、キッチリ始発の一便に乗れなかったしね。

嗚呼…予定調和かよ。で、しばしボンヤリ海を眺めます。

(※地元には昔より兵隊幽霊の目撃談(マジもんやで!)がありました。しかし、残念なことに最近は、聴かなくなりました。これ残念なんだか安心なんだか、なんか複雑ですね)

 

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渡船乗り場で「まっ、仕方ない。次の便で、ええんやないかい?」と、ジモティならではの余裕をコキました。そして海上売店カフェにて、茶をシバクことに。

あ、懐かしのフレーズだ「チャーシバク」てね、コレ昭和用語だよ!

 

海上売店カフェとは、物売りのついでに「兄ちゃん達、コーヒでも飲みなぁ~よぅ~♡」といった「オバチャン完全脱力系なお店」なんですよ。加太推奨店のひとつだな。

 

それでこのお店にて、サクッと珈琲なぞ発注して、すぐに手持ちブタさんになりました。ブ~ブ~♪ではでは、ブログ用に適当な写真でも撮るかなぁ。

 

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渡船桟橋左が「ラピュタ」奥が「ともがしま」

 

写真撮影開始だっ!自慢のデジ亀の登場

 

店の窓から見える加太大橋を、取り敢えず撮影する事に。まず窓を開けパシャ!すぐモニターで確認してみる。知る人ぞ知るこのビューポイントは、かって「男はつらいよO.P.」に登場した名所なんですよ!

 

▽『男はつらいよ 寅次郎春の夢』予告編。

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赤い大橋の下を、寅さんが居眠っている観光船『えびす号』が、左(海側)から→右(河川)へと通り過ぎたシーンだったね!すぐ、想い出したよ。

 

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「うわぁ、何かイマイチだなっ…逆光が強過ぎるな」

すぐに窓を閉め、灯台の置物をアレンジしてパシャ!

また、すぐ画面確認する。

「ん~、ん、ん?」…あれぇぇぇ?

「これはっ…これっ…て、さぁ…」

 

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 『何だぁ、この手はぁぁ~!!!』

 

「写っちゃったぁ~カモ~!?」<汗💦

 

ガラスの向こう側、海側から赤い手が「灯台の置物をつかみ取ろうとしている」? なんだぁ、それ…?!

 

さらにさらにですね、この写真を拡大すると、何と灯台と赤い手の間には…

 

金色の服きた「コビトのピコ太郎」が踊っている…??

 

そんな、馬鹿なぁぁぁ~! コビトってか…コビトは。笑

「こんなの、面白すぎるぅ~!」

 

撮影時自分の両手は、カメラをホールドしていた筈である。正面位置で窓に正対して、シャッターを切ったので、映り込みは考えられない…。

 

「いったいコレは、どんな<< TRICK >>なのかっ?!」

 

…まさに「心霊写真の誕生」だっ!まさかの念写?

 

「マルっとスリット、お見透しだァ~!!!」

 

……ブツブツ……ガラス窓だけにぃ。

 

 ▽なにそのオチは、腑に落ちないぞっ!誰か教えて~友ヶ島の歩き方

minminzemi81.hatenablog.com

 

※いやいや、写真合成みたいなメンドイこと、してまへんでぇ… 

(1500文字、Thank you for reading.Bon voyage à Tomogashima.)

海賊「つむじ風 剛右衛門」お宝伝説✨について想うこと 和歌山市 友ヶ島【友ヶ島裏話-壱】

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紀淡海峡 淡路島、友ヶ島和歌山市

 

黄金伝説『豪右衛門の“隠し財宝の場所”は、紀淡海峡の「友ヶ島」である!!』それって、マジですか?!

 

海賊「つむじ風豪右衛門」とは?

 

埋蔵金やお宝伝説はロマンにあふれ、多くの人々を惹きつけるものですね。和歌山市友ヶ島には、江戸時代に瀬戸内海で大暴れした海賊「つむじ風剛右衛門」が隠したという「お宝伝説」がいまに伝わります。

 

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海にはロマンがある

この通称「つむじ風」は「海が荒れた日に限り海賊稼業」に出たところからついた通り名で、豪右衛門はあくまでも表向き「廻船問屋の顔役」であり、裏社会での顔「海賊の大親分」とを使い分けていました。

(※紀淡海峡に浮かぶ、沖ノ島、神島、虎島地ノ島、この四島併せ「友ヶ島」と呼ぶ)

 

海賊行為のやり方は、頭が良かった

 

紀伊水道は諸藩の商船が多く往き来する大動脈。その積荷を“荒れた海で略奪”する。そして奪ったお宝はしっかりと選別し、足がつきそうにない品物だけを売り捌く。そして売ることの出来ないお宝は「どこかへ隠匿し続けた」と云います。

 

むむむっ…どこかに、とな??

 

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友ヶ島遠景

ある日のこと。剛右衛門は嵐の日に略奪に向かったが、難破し多くの子分と一緒に溺死したといわれています。それで、お宝の「隠し場所を誰にも伝えず」この世を去った。

 

残されたお宝を金額に換算すれば、その総額「数百億から、数千億…?!」にものぼるというのですから、これには血が騒ぎますね。それでは、いったいどうなったのか?

 

では「友ヶ島を探索」すればいいの?

 

豪右衛門の「隠し島は友ヶ島」といまに伝わっています。そしてその友ヶ島は「幕末から明治、第二次世界大戦が終わるまで軍事拠点」となり、一般人の立ち入りは厳禁だった。

 

また大がかりな探索はいまもなされてはいない…と云うことは「!」このことは、「お宝が手付かずで眠っている可能性」を示唆しています。

 

しかし剛右衛門が暴れていた海域は、四国蒲生田岬付近※ の「伊島」から淡路島南部地域「沼島」そして、和歌山市友ヶ島」までの紀伊水道一帯に及びます。果たしてホントに友ヶ島だったのか。はて…?さて…?

(※昭和二十年に発見された「蒲生田岬の金塊」も、財宝伝説と何か関係あるのかも知れない)

 

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加太の夕暮れ時

とにかく豪右衛門の「お宝総額」も凄い!ですが「対象海域」も広域なのですね。そして、何よりも困ったことに「具体的な手掛かり」は全く残されていないのです…こりゃ~トホホだにゃ。

 

考察、ひとつの考え方として…

 

「もしも自分が海賊の棟梁だったなら、いったい何処にお宝を隠すだろうか?」友ヶ島にいくつもある洞窟なんか絶対使わないね。そんなのお間抜けすぎだろう。では、まったく人目につかない場所とは…?

 

それは海!まずは、海底に隠すね!

 

素潜りでギリ届く水深に、お宝載せたまま船ごと沈める。必要になったら、サルベージすればよいだけだからね。このことは、友ヶ島の北の海域に「沖ノ島 北方遺跡」なるものが海底に存在していることで、ひとつの可能性を示している。

 

話に拠れば、たしか古い中国船?の残骸が沈んでいるという。漁船の地引き網に、中国産の青磁器(碗や香炉など)が沢山上がったらしい。さらにその沖合にも謎の沈船が確認されていて……「ビンゴ?!」

 

▽冒険島 友ヶ島の歩き方をまとめました。旅のご参考にどうぞ!

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(1400文字、Thank you for reading.bon voyage.) #なんて素敵な和歌山なんでしょう