突然ですが昨日、うちの子供がケーキを作ってくれましたっ!
DKなんですけどもねぇ。
なかなかなヤツでしょう?
それでまぁ「プレ💕クリスマス🎅ケーキ」て、コトですよ。
「ナルホド成程。いいねぇ、やるねぇ、仕上げがなんか“雑”だけど…」
「ではさっそく攻略するかっ!」
50メートル級の巨人は、躊躇なくフォークで壁面に一撃を加えたぁ!
グサッ! グサッ!
「あぁぁぁ…ヤツだっ! 奴が来たぁ~!!」
…その時人類は、はじめて知った。耐震偽装ケーキ「ウォール・ローゼ」の脆さをっ!
構造計算が甘い。ケーキだけにっ!
巨人に両サイドから攻撃されれば、もうこの街に守るすべは無い…。
ドォォオォオォオォ~ン!!!!
バラバラッと崩れ落ちるチョコフレーク兵団!
チョコエレンが吹き跳び、チョコミカサが早くも消えたっ。
次々と倒壊して往くチョコりエール群、まさに阿鼻叫喚じごくとはこのことかァ~?!
二匹の巨人族の口撃により、あっと言う間に“ウォールローゼ”の壁は、完全消滅したのだった。
そしていま、残ったのは僅かな中央部バロームのみ。謎のエリアである。
やおら立ち上がった50メートル級が、何やら吠えたっ!
「コレは明日にィ、取っとくわぁ~!!」
続いて透明な“天使の被膜”が、被せられた。
「我々は、助かった…」
これでウォール・バロームの住民は、すっかり安堵したようだ。
しかし、それは明日までの束の間の命であることを、まだ理解出来ていなかったのだ…。
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