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あがら おもしゃいやしてぇ~ よう~ ゆわよ ノシ

「大塚国際美術館」なにげに凄かった!展示作品数、展示方法も、我々の想像を超えた巨大美術館でした!徳島県 鳴門市【西洋陶板美術館】

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JR徳島駅前にて作戦会議
渦潮で有名な大鳴門橋のすぐ手前に「大塚国際美術館」がある。館内には世界中の名画(陶板複製)何と1000点余りも展示されているそうです。

有名な「大塚国際美術館」に行く

ゴゴゴゴゴゴ…逆巻く渦潮、徳島名物ではなくて、ジョジョでもなくて。いよいよ“芸術の秋”が到来だっ!いやさ、とっくに冬だしね。まもなく“年末”だし。寒風吹きすさぶ怒濤の鉛色の海、サブいっちゅうねん。この日はキンキンに冷えて雨まで降って、モチベのさがるコト下がること、ダダさがり厨…

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南海フェリーから眺めた景色はサブいぼ

「こんな日に海を渡ってまでね、もうおかしいよぉ」でも「ボキ、負けないぞっ」徳島ラーメン(大)だって喰ったんだし「いのたに本店」のちゅーかソバ、美味しゅうございました、けさ朝子です。「コラコラ~餅つけ、錯乱状態なのか(笑)」今回ばかりは寒風晒され、妙なハイテンション!

▽きゃほ~い。推ししか勝たん!

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駐車場から正面玄関へ移動

さ~て、徳島県鳴門市、渦潮で有名「大鳴門橋」手前の山に『大塚国際美術館』が「どっか~ん!」とありました。この美術館は地元徳島が誇る大企業、オロナミンCやポカリスエットなどで皆様お馴染みの「大塚製薬」が創設したそうです。

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大鳴門橋から観た川のような渦潮

実業家ってホントやること、エグいと想う凄いですねぇ。いや、ご立派。さて我々は美術館の駐車場に愛車「ヴェンツ」を停め、ヴェ…「すいませんウソをついておりました。ヴィッツでした」正面玄関までは、巡回専用バス(五分毎位)で移動します。そして入り口カウンターにて、入館チケットを買いました(ローチケでは、ありませんよ。正規料金払いましたっ!なぜか大威張り)。これには少し事情があったが、いまやどうでも良い。みなさんは、割引チケット購入してくださいね。さぁ、この入館料は高いか安いのか…?「んー高いに決まってるやろっ!」はい。

○入館料/一般 3.300円

○大学生 2.200円

○高校生以下 550円

展示に関する注意点にビックリ

聴けば展示作品の「写真撮影が、可能✨」とのことで、ならばバシャバシャ !とスナップ(三脚は禁止)ることにしました「こりゃ萌えるぜっ!」なんて気持ちイイこと、この美術館はいってくれるのでありませうか。ハナから「好感度がアップ⤴︎︎」です!さらになんと「お触りも自由✨」はいどうぞ、お客さ~ん♡とのことなんですよ「アンタも好きねぇ」とかいうねぇ…いや、ちがふ。美術館で「名画にタッチ出来る」とは“掟破りの作法”なんです。ワタシの知る限り到底ありえないコトだった。

建築構造が凄かった

まずはエントランスからは、まず長さ41メートルもある、エスカレーターで移動します。この昇っていくワクワクな高揚感がまた、たまりませんね。一見ムダとも思えるこの長スペースのとり方、これから始まる美の冒険の期待値を高めてくれますよ。建築設計した方は中々偉い、こりゃたいしたもんです。このやり方、入口付近を混雑させないため考え出されたと思われます。「いいですね、いいですよぉ」ほら団体動線にまで配慮されています、ホ~ント感心した。で、ポチッと調べてみたら「坂倉建築研究所」の設計によるとのことです。外国の高名な建築家ではなかった。施行は「竹中工務店」で“オールメイドジャパン”でした!

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41メートルエレベーター

ラビリンス最初の仕掛け

それでこの41mエレベーターを登りきると、またもおったまげ「地下三階に到着」です。「え~と、ではでは駐車場から見えた山の上の建物は、一体何だったの?」これがラビリンスの最初の仕掛け。MAPを見ると地下三階から地上二階まで、山を掘り下げた「シャフト構造の建築様式」。そ~だとすると、ここは山のあなあな「王家の谷かよっ!」

(※王家の谷とは、エジプトはルクソール岩山にある岩窟墓群のこと。「ツタンカーメンの墓」が発見されたことで、一躍世界的に有名になった。)

世界中の名画が集結する異世界

何やら“コンセプトが凄い”のだ

案内所にて「マップ&ガイド」をゲッツする。頂戴しました「案内パンフ」によると、館内に世界中の名画(陶板原寸複製)が、何となんと、1000点以上も展示されています。「一千点の作品がズラリ並ぶ姿すぐにはイメージが湧きませんね」古代から現代まで、誰もが知るべき重要な美術品ばかり(多分そう)選び展示しており、複製陶板には「将来、ホンモノを鑑賞して欲しい」と、裏メッセージを込めたということです「将来はホンモノ、いまはフェイクで我慢だ」オマーの意図は判ったのぜ!

プロジェクトX」みたく一握の白砂

「陶板画美術館を建設するきっかけ話」なのですが。そもそもの始まりは1971年、大塚製薬の相談役 大塚正士氏のもとに届けられた、「一握の白砂」からすべては始まったと云います。

風の中のすばるぅ~♪砂の中の銀河ぁ~♪

「その砂はどうしたのだ?」

「これは鳴門海峡の砂です…この砂でタイルを造ろうと思っています」

この時期、鳴門海峡に面した砂浜で採れる「白砂からタイルを造る事業」を提案され1973年には、砂からタイルを製造する「大塚オーミ陶業」を設立した。だが、続くオイルショックで、国内景気が一気に低迷した時期だった。

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グルグル渦巻く鳴門の渦潮

これでは「全くタイルが売れな~い(汗)」男達は苦悩した。そして閃いた!タイル受注のなくなった「大塚オーミ陶業の技術」のアピールも兼ね陶板に絵を描き陶板美術品を作ることを思いついた。このへんのセンスは流石です。その後、大塚グループの記念事業として「大塚国際美術館の建設」まで発展していった。この“鳴門”と云う場所も「大塚グループ発祥の地」であることに由来しているらしい。以上、パンフレットから得た知識。

システィーナ礼拝堂 最後の審判

さぁ、正面にいきなり現れたのはドド~ン!『システィーナ礼拝堂 最後の審判』のテンペラ天井画じゃあーりませんか、ド迫力です「盛り上がり半端ないって、マジ半端ないって、大迫…いや大迫力」だった。その描写力がもう「ビッくらポンでっせっ」これがラビリンス、ふたつ目の仕掛けですか。イキナリ目玉商品なのですか?う~む凄い。

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システィーナ礼拝堂

誰もが度肝を抜かれるこのホール、ミッケランジェロ先生が描いたというあの高名な「神様とアダムが指を伸ばしてETタッチ」しているヤツ。たしか美術の教科書に載っていましたよね。あれだよ「ルネッサ~ンスやないかぁ、あっはっはっ~乾杯」なんて落書きした、古き思ひ出が…そうそう「旧約聖書の創世記」の有名な部分だったんだね。神様がボーイズを引き連れて、アダムを自分の“BLハーレム”に勧誘している場面だった。そう、よく言うよね「これ伯爵家の婚礼やないかぁ~」判ってない。それは「ルパン三世カリオストロの城」に登場するお城教会の話だよね。確かにこの天井画みたいな絵が描いてあったよ。でもね、あれは“架空の城”だしと、長いツッコミ。

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神様とアダムがETタッチ(天井画)

この天井一面ワシャワシャな沢山の絵。ミッケランジェロさんが「上向き首をクキッ!」とさせたまま、描き続けたというアンビリバボー話が伝わる。もっともいま観ている絵は陶板フェイクなのではありますが、建築様式まで再現されては「マジ凄いっ!」としか言いようがない。我々も首を“くきっ”とさせ、天井画を眺めてます。うん疲れまするな。

想像すら出来なかったクオリティ

そうです、訪れる前の夜。ぶっちゃけ、はっちゃけ「ようするに、コピー作品だろ?」とか「陶板絵画て、タイル貼りか」と「それじゃぁ、ありがた味がないよなぁ!」などと、散々なこと言ってたのは事実でした。まったくもってベロベロ舐めておりやした大塚はんすいまへんどしたなぁ。はやくも反省しきりな我々でありますぞ。

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システィーナ礼拝堂は二階からも眺められる

追記/2018年の紅白歌合戦では、夜の大塚国際美術館で『Lemon』を熱唱した「米津玄師」が記憶に新しい。彼の故郷である、徳島からの生中継でした。大量のローソクが並べられた中で彼の独特な歌声は、夜の「システィーナ礼拝堂」の雰囲気にあっていました。バックダンサー「菅原小春」の踊りもマッチングが良かった。以来ファンの聖地となった!

驚きの陶板絵画の実力

この陶板絵画なんですが「年月が経っても原画のように劣化せず」また災害にも強く「二千年以上も色やかたちを保存出来る」といい、また「屋外展示(紫外線など)にも強い」と言うのですから驚き桃の木です。しばしこの異空間に時間を忘れて圧倒されていました。

なんか「予告フラグ」がどっかにあったが、もう忘れている…いったい何だったっけ?

見学順路どうりに辿ってみる

さてお次はどこに行くかな?館内順路は通路足もとに⇧矢印があり、それを順々辿れば「モデルコースどうり」に見学することができます。もちろん思いつくママ「気ままに彷徨い歩く」というのもオオアリクイですが、各展示スペースのとり方が贅沢に広いのです。なので若干迷いますね。またこれはあとから知ったことですが、案内ガイドさんが説明してくれる「定時ツアー」があったみたいなのです。ゾロゾロ団体歩きが苦にならないなら、これがオススメです。

フェルメールのお部屋発見!

いまいる地下三階フロアーは古代遺跡の再現、中世の宗教絵画だけかと思いきや「フェルメールのお部屋」を発見しました!成程、これは「入場者への気配りなのか最近流行りの忖度か?」宗教絵画で胸焼け起こした方𐤔へのほっこり癒し空間なのですね。

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フェルメール真珠の耳飾の少女

日本人が愛してやまない『真珠の耳飾りの少女』と、ご対メーン!彼女は「あら、来たのね♡」と言ってくれました。もちろん幻聴です。うるうるした瞳、半開きの口元、これはまさに「西洋の振り向き美人」。絵画にジリジリにじり寄りジッと観察すると「単なる写真焼付けではないこと」が解った。さらに絵の具(材料は不明)でニャンとですね盛り上げているのです。そこまでしますか、ねぇ?

修正盛り過ぎにご注意!

その“盛り方”が良くわかる作品があった。印象派の巨匠クロード・モネ先生『散歩、日傘の女』この作品はまさに印象派代表、光と影で構成されているね。夏の強い陽光に照らされた日傘の女性。顔まで逆光で誰だか判らな~い!きっと「文春砲喰らうと都合のわるいヒト」だったのだね。陶板のコチラはいわば「盛り過ぎィ」てヤツで、ライトで何やらテリテカしていましたよ。オリジンはこんなにテカってないね「ヤリ過ぎだよヤリすぎっ!」そうだ、ここで絵画にタッチタイム、お触りすると・・

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モネ『散歩、日傘の女』

指で触ってみると「少し脂っぽい感じ」がしたな。あまり楽しい感触ではなかったね、当たり前だけど。もしかして何千何万という人々に彼女は「ぺたぺたお触り」され続けたのかもしれない。その手油ベッタリのせいだとするとこりゃかなりヘコみまするる。

「秘技の間」とはなんですぅ、エロ…

考古学に興味ある方ならこの部屋に“興奮してしまう”かもしれませんね。ポンペイレッドというそうですよ。紅い壁面に人物の連続レリーフ、なんだか「怪しげな儀式」をおこなっている人々が描かれています。床タイルもシャレオツですっ!

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ずいぶん怪しげ「秘技の間」

 一説に「ディオニソス教の入信儀式?」の場面を描いていると云われていますが。しかしその「秘技」とは?まぁ、有り体に言えば「卑猥な儀式」なんだろうなと想いましたねぇ。

屋外展示、貝殻のビーナス復活

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貝殻のビーナス(屋外展示)

中庭に『貝殻のビーナス』の復元展示があった。西暦79年のヴェスヴィオ噴火で消滅した町ポンペイで、この絵が廻廊中庭から発見されたため、大塚美術館でも屋外に展示しているという凝りよう。アフロディテは「美の女神」なのでした。そしてこちらがボッティチェリ作『ヴィーナスの誕生』ですよ。両者比較すれば、画法の進歩がハッキリ見て取れますね。「人類の進歩と予定調和」えっ予定調和てか?

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有名な「ビーナスの誕生」

でもこのビーナスさんを良くよ―く観れば、人体構造的に有り得ないポーズをとっている。なんだかグネグネ歪んで気持ちが悪ィ。首が長いわ、手が長すぎるわ、左上のエロ絡みしてフーフーしてる天使もデッサンおかしいよ。まぁ神様なんだから「骨格や筋肉構造がない」のでせうね。そうビーナスの誕生なら「カバネル」推奨推し!

この教会で結婚式場までやるらしい

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スクロヴェーニ礼拝堂

ここ『スクロヴェーニ礼拝堂』では、ホントに結婚式を挙げるひとがいるという。たしかにマチ場のアレよくありのチンケな○○殿なんかより、百万倍気分が良い♪のは確かですね。そのための貸切り「ウエディングプラン」もあるみたいです。いかがですか礼拝堂で挙式でも。

気付いた大塚国際美術館の実力

しかし、この地下三階フロアーだけでかなりお腹いっぱいになりました。て、ことはですよ、残りあと「四面クリアー」が待っている訳で、単純計算すると「がが~ん!」ここに来てようやく気付く「大塚国際美術館の全体像」そのボリューム感てものを「そ~だったのかっ!これではラスボスまで、辿り着けない」のんびりまったり鑑賞していては、全クリアは到底無理筋なのでした。ラビリンス三つ目の仕掛け。気づいた時には全クリはミッションインポッシブルはいリピ確定!フラグ。「確定してしまったか、仕方ないなぁ」また、来るか。オッパイほりだしたオネーさんに導かれ「逝くぞぉおまーら」フォ~!

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ドロクロワの「民衆を導く自由の女神

しかし、どう見ても“女海賊”にしか見えないよね、ナゼこれが「自由の女神」なんだろ?きっと何かを「風刺した絵」なんだろうね。そして、ここから妙な「駆け足モード」になりましたよ。美術館で実にバカバカしいことですが、結構スキップモードです。てな訳で、端折り解説が始まります!

メッチャ気になった作品だけ紹介

ゴッホ『七つのひまわり』特集

地下一階にあった「七つのひまわり」のブースでは、ヴァンゴッホさんの代名詞ともいえるひまわりの連作が企画展示されていましたよ。なんでも「開館二十周年記念企画」とかで、館内アチラコチラにも、ひまわりのオブジェがありました。“向日葵玉”これはなかなかに愉しい演出。

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大塚国際美術館HPより

例えば、大戦末期に日本が空襲され、焼失したゴッホの「ひまわり」の展示がありました。「失われた絵画が再び蘇る」とは、実に素晴らしいことです。これには、素直に感動してしまった。いまは現存しない作品の再現展示ができるのが陶板絵画の素晴らしさですね。個人的にはこの「消失ひまわり」がいいな。ダークモアモアな背景色、ゴッホらしいと思いますね。他の「金満ひまわり」は、なんか“ヤな感じ”がするからね。ゴッホさんは、自分たちの「黄色い家」に飾るためにこれだけ連作を描いたと云う。凄い情熱家でありまする。かなり絵の具が盛りもりしています!

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日本で焼失した「ひまわり」

しかしいまや世界中の“お金持ちの国々”に分散してしまった七枚のひまわり。一堂に眺めるのは圧巻の一言ですね!これ絵画好きには「たまらないブース」だと思いますよぉ。以下、六枚のひまわりを比べて見てください。

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オランダの「ひまわり」

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アメリカの「ひまわり」

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日本の「ひまわり」

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イギリスの「ひまわり」

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ドイツの「ひまわり」

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個人蔵の「ひまわり」

如何だったでしょうか?ひまわりでお腹いっぱいになる感じが、絵画の満漢全席ぶりが伝わりましたでしょうか?実に精神衛生上よろしいと想えますね。そう例えば、有名画家の展覧会に行きますと、他人の頭越しに「トリミングされた名画」を眺めたりしますが、ワリとありがちな状況で(笑)ここでは、近くから遠くから気の済む迄、眺めすかしてお触りじっくり楽しめましたから気分がイイ。また高尚ぶったインチキおやぢが、休憩所で「やはり本物は違うんだよぉチミィ、ホンモノは」うさんくせぇホンモノ教、あれぜぇ~たい信用ならないタイプですから「そこなお嬢さんご用心!」ヴァンゴッホさんの展示されている絵画中、ワタシの一番のお気に入りは『タラスコンへの道をゆく画家』ですね。もうキュン死しそうな、ずっとずっと眺めていられるよっ!

▽「ゴッホんといえば、タラスコン」キャッチコピーまで作っちゃった!

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タラスコンへの道をゆく画家
『最後の晩餐』修復ビフォーアフター比較展示

有名なダ・ビンチの「最後の晩餐(本物の方)」ですが、近年修復されイメージがガラッとまったく違うものになったと聴きました。ここではその「修復前と修復後の絵の違い」を壁面前後で、再現してあったのです。修復前の薄らぼんやりとを見比べると「何てことでしょう、匠の技でここまで甦るとは!」ビフォーアフターの差をじっくりと見比べました。かのキリストさんが呟いた「この中にワタシを裏切る者がいる」てな高名な場面。12人の弟子共がてんやわんやになっていますな。相当揉めているのが判りますね。「ほんまけぇ?」「誰やねんっ!」「お前やろっ!」ヤイヤイYouてますでな。

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レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」

そう小説や映画にもなった『ダヴィンチ・コード』ではキリストの向かって左側人物が愛人「マグダラのマリア」とか。言われてみれば女性ですね。で絵の人物構図が「M字」になっていて、そのことを暗示しているとか。確かそんなヨタ話だった。この最後の晩餐コーナーも、結構興味深い体験ができました!

近代絵画は馴染みがあるよな

ムンクと言えば、代名詞の「叫び」ですが。そうなんですが、ぶっちゃけ「あのヘンテコな絵」のいったいどこがイイのか・・?ワタシには解からないのですね。あんなの頭がおかしな病…なので、ワタシの一推し!はこちら『思春期』です。少女の肉体と精神の不安定さを見事に捉えていますね。何故か縦三枚にキャンパス分割されて、さらに「狂気さが割増した感じ」がしましたねぇ。ええ…

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エドヴァルド・ムンク「思春期」

あ~そうだ、東京の方では本物の「ムンク展」やっていたみたいですが、こちらでは常設展示ですよ。そしてムンクさん、絵だけではなく実に「人間が興味深い」ひとなのです。そこでエドヴァルド・ムンクさんを、ブログにまとめてみました。こちらも併せてお読みください「真の芸術家の人生とは?」あぅ~辛いのう、ムンクさんって…

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天才 ピカソの凄さが解りマス

地上一階。この展示場所は、自然光が差し開放感あっていいですよ。しかもヒトがあまりいませんでした。ますます良き。近代絵画好きな方、このフロアー狙い目ですね。リピーターならこちらの階から回るのも手かも?そうです、有名絵描き皆さんは「自分大好き♪」なひとが多いので自画像を大量に遺しています。(あっ、レンブラントさんな)それで、ピカソさんも「だいちゅきなひとり」で確か各年代に渡り、十数枚も自画像を描いていたはず。

▽この絵「ピカソ90歳の自画像」らしいです。

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パブロ・ピカソ「自画像」

なんといいますか「上手い下手を超越して三回転位して、でも着地普通じゃないよっ!ありゃ後頭部打ってるよっ!」みたいなことになってますなあ。パッと見「血走った猿おやぢ」(笑)この絵ピカソらしくて大好きな一枚です。そして大作『ゲルニカ』この大迫力はやはり“原寸大”でないと理解できないものです。ピカソさんの絵は「分かりずら~い」と、よく聞きますが「まぁそうですよね、とても判かりずら~い」何だろねぇ…

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パブロ・ピカソゲルニカ

全面がモノトーンで、異様な空気感あります。上には裸電球なのか、はたまた爆弾破裂か?空襲に逃げまどう人々と狂ったような馬、天に向って叫んでいるひともいる。左上にいる「ひとの目を持つ牛」が、何やらこれ象徴的ですね。確かに「戦争の悲惨さ」を描いているのですが、絵が記号化され“何かを暗喩”しているのです。でもピカソ自身はそのこと何も語ってはいません。この絵はパリ万博に展示するために描かれたものです。世界に反戦アッピールしたかったのですね、そう思いましたケドも。

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パブロ・ピカソ大作「ゲルニカ
陶板絵画に本当に向いているのは

さらに「ピカソ以上に訳がわかんねぇ?」と大評判のジャクソン・ポロックさんの作品。たぶん最高傑作『秋のリズム ナンバー30』この絵の具の垂らし方がたまりませんですな。この「リズム感と彩色」は、日本人ならキット大好きなはずです。例えば「ヒジキのしろぬたあえ」みたいな、それ美味しそう!

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ジャクソン・ポロック「秋のリズム No.30」

アンディ・ウォーホルは、アメリカンポップでカラフル馴染みやすかった。たぶん陶板絵画がふさわしいのは、こんな作品たちかもしれないなあ。

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アンディ・ウォーホル「マリリンモンロー」

これでようやく「古代から、現代にたどり着いた!」という感覚がしました。辿り着くまでが、まぁ永かったよぉ。「我々は何処から来たのか、我々は何者なのか、我々は何処へ行くべきか?」しかし、慌て過ぎの疲労コンバイ~ン感ありありで。だが旅はまだ終わらない。ヘッドライト、テールライト。次にむかうのは「Museum shop」すなわち、お土産探し!またも地下三階へずだだだだと逆戻りします。はい、オススメはこちら。新発売「レスポワールクッキー缶 真珠の耳飾りの少女 クッキー2枚入×6袋入り、864円」クッキーの味と缶のクオリティが実に素晴らしすい!

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おみやイチ推しは「真珠の耳飾りの少女缶」By風月堂

▷参考動画/こちら、大塚国際美術館公式PV。


YouTube

~まとめ~

入館料が高い美術館ですが、それだけの価値はあると思います。絵を描くことに興味を持ち始めたお子さんを、ぜひ連れてきてあげて欲しいですね。ありがちの気難しいだけのミュージアンではないのですから、多少のことはタブン大丈夫なんでしょう。未来の絵描さんのために!

主な有名作品の展示場所です
○地下三階

システィーナ礼拝堂、スクロヴェーニ礼拝堂、フェルメール、聖マルタン壁画、聖ニコラオス・オルファノス聖堂、聖テオドール聖堂、貝殻ヴィーナス、エル・グレコ、秘技の間 など

○地下二階

モネの大睡蓮(屋外)、レンブラントの夜警、ダ・ビンチのモナリザ、最後の晩餐(修復前後)、ボッティチェリのビーナスの誕生、ベラスケスの女官たち など

○地下一階

ゴヤの家黒い絵、ファンゴッホのひまわり、ムンクの叫び、ドロクロワの民衆を導く自由の女神、ミレーの落ち穂拾い、ミレイのフェーリア、クリムトの接吻 など

○地上一階

現代系統テーマ展示 パブロ・ピカソ自画像、ゲルニカ、トロンプだまし絵 など

○地上二階

現代系統テーマ展示 食卓の情景、家族、運命の女、レンブラントの自画像、シャガール など

○別館

(今回展示なし)

大塚国際美術館 Otsuka Museum of Art.

○入館料/一般 3.300円、大学生 2.200円、高校生以下 550円

○開館時間/9.30~17.00

○休館日/月曜日(祝日の場合は翌日)

○住所/徳島県鳴門市鳴門町 土佐泊浦 鳴門公園内

○電話/ 088-687-3737

○リンク/http://o-museum.or.jp/

○下のグーグル画像、左側のPが大塚国際美術館の専用駐車場です。

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大塚国際美術館付近
美術館へのアクセス

🚗 クルマは…「神戸淡路鳴門自動車道」<鳴門北IC> 降りて北へ三分。アクセスはとても良いです。でも高速料金が少しお高いですが、3~4人乗車すれば割安感がでます。

🚎 バスでは…JR徳島駅前から路線バス乗車し「鳴門公園」で下車、徒歩約10分くらい。また、新幹線新神戸、神戸三宮から直通「高速バス」もあります。高速バスで「淡路島縦断」が安くて速いみたいですね(これ聴いた話)。

🚋 電車では…大阪京都方面からのアクセスが、悪すぎる(遠回り乗車になる)ので、かかる時間や料金面でも、まったくお勧めできません!

🚢 船舶では…「和歌山港徳島港」結ぶ南海フェリーにて、約二時間(難波から徳島港まで、南海連絡切符が大人/2200円)。下船後は、車か路線バスで移動します。

参考/大塚国際美術館マップ&ガイド、公式HP、ウキペディア

(10.000文字、thank you for reading.) #国際美術館