minminzemi+81's blog

あがら おもしゃいやしてぇ~ よう~ ゆわよ ノシ

四月一日のこと『令和』が新しい元号と決まりました。これ大丈夫?【元号考】

元号は『令和』と発表した。萬葉集から文字を採録したと云うが、昭和と何が違うのか?オンはイメージが、妙にダブるからね。実際どうなんだろね?ふと思ったのは「令」この文字にはいいイメージが湧かないこと。例えば、命令、号令、指令、とヤな感じ、ほら昔から“律と令はセット”だからさ。でも書きやすいのはまぁ、良きところかな。

f:id:minminzemi81:20190401135855p:plain

官房長官が発表した

 

「国風元号」と呼んでいいのか?

 

発表前、出典は萬葉集が有力と云うから、思っ切り「雅な和風」で名ずくと想っていた。すくなくとも「萬葉集内の歌」から採録するのが普通だろう。

 

ところが新聞記事に拠れば何のことはない、序文の漢文体から採録したという。いつもと一緒だよ!

f:id:minminzemi81:20180211084704p:plain

萬葉集の世界観とは

令和の文字を引いたのは、万葉集巻五に収録された梅花の歌の「序」この梅花の歌は32首あり、大伴旅人を中心とするグループが詠んだとされる。

 

漢字の音だけをあて表記された「歌」と違い「序」は、表意文字としての「漢字を使った漢文体」であることが出典に適していた。うわ、ややこしいな。

 

初春の令月にして気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉をふき、蘭は珮後の香を薫らす

 

令月とは『素晴らしい月』という意味。まさに天皇の代替わりに伴う季節感と、我が世を謳歌しているというイメージを受ける。

 

「令」には「令嬢」「令息」といった言葉に使われるように「良い」という意味、また「令」の漢字の構造は、ひざまずく人に申しつけている、「命令」の意味。令和を漢文調で「和たらしむ」とも読める。

(引用 日本経済新聞2019/4/1付)

 

わたらしむって何だ?要するに「ハナから漢文ありき」だったんだ、結局のところはね。萬葉集は「単なるカムフラージュ」に使っただけなんだ。このことに、一体なんの意味があったのか?

 

やはり「令」の文字、大変な意味が

 

ウキペディアの「律令」のページにはこう書いてあったぞ。『秦、漢においては「令=詔」であり「令」は皇帝の命令(詔)を指し「律」は個々の詔の文中に盛り込まれた規範的部分のみを指した』と。

(※『史記』秦始皇本紀)

 

これ要するにミカドから「詔=命令」されたなら、謹んで「承れ=和せよ」という意味にとれる。「令和」には、なんだか「いやらしいモノ」を感じる。まるで「王政復古」じゃないか?!…穿ちすぎなのかしら?

 

『新元号の選定作業で、政府が示した六つの原案すべてが明らかになり、新元号に決まった「令和」以外は「英弘(えいこう)」「久化(きゅうか)」「広至(こうし)」「万和(ばんな)」「万保(ばんぽう)」の五つの案でした。「令和」の考案者は、関係者の話などから、万葉集が専門の国文学者、中西進氏とみられます』(NHKニュースより)

 

(1200文字、thank you for reading.)