ワタシはいわゆる「ベランダー」住み家のベランダで園芸を楽しむ。園芸歴だけはやたらと長いが、なかなかどうして上達はしませんね。
昨年のこと。年末がちかづくころに、近所のホームセンターでチューリップの球根を買い求めました。赤、白、ピンク、黄色など、それぞれ二~三個ずつ。毎年たいして計画性もなくやるものだから、一気に咲き揃うこともない。
それで今回は、時期をずらして咲くように計算し、球根の植栽月をずらしてみた。初春になればカワイイ芽が顔をのぞかせ、葉と茎を天に向かってズンズン伸ばしてゆく。そんなイメージを描きながら、少しずつ球根を植えてゆく。これが嬉しみのひとつでもあるのです。
コロナ自粛で、家にひきこもりきり
年が明けてTVニュースで、中国での新型ウイルス感染云々と報道され始めた頃。最後の球根を埋める。果たして何色の花だったのかも覚えてない。まさかまさか、世界中がコロナ禍で大変な騒動になるなんて、この時には想いもしなかったが。厄災はヒタヒタ迫り来る。
やがて時が過ぎ、日本も「非常事態宣言」というではないか。自粛、三密、家でひきこもり生活が始まった。そんな時の慰めだったのが「ラジオ番組とベランダの草花たち」だった。
『自然は敵にもなれば、味方ともなってくれる。』
そうだ、ラジオ番組にリクエストもしましたよ「マイ フェバリット ソングなのです!『Rose』By 手嶌葵でお願いしま~す!」とコメントした。
When the night has been too lonely
一人きりで とても長い 闇夜
And the road has been too long
そう あまりにも 長すぎる時間
And you think that love is only
そんなとき あなたは想う 愛とは
For the lucky and the strong
幸運と力ある人のものだと
Just remember in the winter
だけど 思い出してね
Far beneath the bitter snows
凍えるような 雪原の大地に
Lies the seed that with the sun's love
その種は 太陽の愛を うけて
In the spring becomes the rose
訪れた春に 薔薇の花を 咲かせている
そして、最後に植えた球根が、見事に開花した。いま黄色のチューリップが、爽やかな初夏の風に揺れている。さぁ、夏は来ぬ。
(1100文字、Thank you for reading.)
今週のお題「カメラロールから1枚」#ベランダー