G.W.人気スポット 和歌山
和歌山が、体験型観光地として世界から大注目されています。高野山や熊野古道を軸に、自然、景観、温泉、伝統、食文化など、古くからあるコンテンツがリスペクトされる。その一方で新しい“何か”は、生まれずらい風土もあります。それらが県民性をカタチつくっているようです。
2024G.W.和歌山人気スポット
一位 ポルトヨーロッパ
二位 新庄総合公園
三位 片男波海水浴場
四位 四季の郷公園
五位 加太森林公園
(ウォーカーplus調べ)
🤔二位以下は「へぇ??」て、感じするけども。いま人気あるのかなぁー?まぁ、お金はかけずにほどほどにィ※てな場所ってコトになるのかな。
二位 新庄総合公園ってまったく知らないな。四位 四季の郷公園は、ファミリー層にはお勧めな場所。子供が大興奮できるんだよね。ここは良き!
あとはねえ・・・
五位の森林公園といえば懐かしの「トイレの幽霊でしょ?」これ結構有名なんだよネ!「深山砲台跡の兵隊?」の目撃談とかも、昔はあったよなぁ。
そういや、こんな怪談話がありました・・・👻𐤔
𓂃𓊝𓄹𓄺 𓂃𓊝𓄹𓄺 𓂃𓊝𓄹𓄺
(※'23年度。和歌山観光客数が、3193万8000人にも達し、コロナ禍前のインバウンドで溢れかえっていた時期の9割までの回復。'23年の実績では、和歌山市エリアが、約627万9000人。南紀など他の有名観光地を完全に圧倒した)
~夜にはイク♡な~
私は和歌山県和歌山市に住んでいる男性です。ずっとこちらに住んでいる為、心霊スポット関連の情報は色々と耳にしました。若い頃は好奇心が勝ったり、女性と一緒に出掛けてみたりしたものです。幸い心霊現象等にもあわず所詮噂だけで、なんちゃないなぁ…と考えていました。でもある場所へ行ってから、その考えは変わったんです。そこへ何故行ったのか?そこは何処なのか?といった体験をご紹介します。
△友ヶ島から夜明けを眺める
これは今から15年程前で、私が30歳ぐらいの頃の体験です。この頃、私には交際中の彼女がおり、彼女は和歌山県橋本市在住19歳でした。高校卒業してからは私の家へお泊りする機会もふえ「夜中にどこか連れて行って欲すい♡」と言われる事が多くなりました。最初は眺めの良い夜景スポットへ連れていってあげていたんですけれど、そのうち連れていく夜景スポットもなくなってしまいます。
それで「もう、近場の夜景スポットは行き尽くしたなぁ」と彼女に伝えると、彼女から「心霊スポットへ行ってみたい!」と、お願いされました。まぁ彼女は若いですし、好奇心がとても旺盛でしたから。それに和歌山市住みではないので「和歌山市にはどういう所があるんだろう?」と、気になったのでしょうね。それでお泊りする度に、心霊スポットに連れていったというワケなんです。
そして行って後悔する事となった、和歌山市の加太にある深山砲台跡へ行ってみたのです。私もこの場所へ出掛けるのは、実は初めてなのでした。というのも、以前よりポン友から「あの場所へ夜行くのは、絶対止めた方が良い」と、言われていたからです。そのツレは私の“深夜のドライブ仲間”wで、高校卒業して車を購入してからは、よく深夜ドライブを繰り返していました。
和歌山県内は、この男とほぼドライブし尽くしたのですが、此処だけは止められたんですよ。そいつが言うには「ツレが休暇村紀州加太で働いているんだけど、そこだけはマジでやめとき!」と、言われたのだそう。恐らく友人はそのツレから詳しい事情を聞いていたから、私を強く止めたのだと思います。が「それは何故?」とか経緯等は一切話してくれませんでした・・
△人気ある休暇村紀州加太
そう友人が止めてくるけど、どうせありガチな心霊スポットだろうと、タカをくくってたんですよね。私は友人から止められて未だ行った事はないし、彼女はいま心霊スポットに行きたがっている。「んなら連れたったら丁度良いんじゃない?」と、思って彼女を連れて深山砲台跡へと向かいました。自宅から車で30分程で、深山砲台跡手前の駐車場へ到着しました。深夜1時過ぎだった事もあり、他に車は停まっていません。「誰もいないから人目気にせず、イチャコチャ出来るねぇ♡」なんて、バカ話をしながら深山砲台跡へ向かって歩いていきました。月が出ていたので、それほど暗くはなく、ガラケーライトでも十分歩いていけました。
△砲台跡朝方は清々しい!多分…
現場へ到着すると物凄く雰囲気のある場所でした。周りはレンガ造りの建物ばかり。天空の城ラピュタに出てくるようなスゴい建物群でした!ここは第二次世界大戦以前に、軍事要塞として築かれたそうです。ここには大勢の兵士が詰めており、大砲等も設置されていたとの事。この辺りの情報は後から知ったのですけど、この時は唯ただ不気味で。いまのように廃墟ブームなんてない頃でしたし、確かにここはヤバそうな場所なんだと実感しました。
レンガ造りの要塞群を見渡した時、ゾクゾクッと来るものがありました!彼女の顔も引きつっていましたから、恐らく彼女も何か感じるものがあったのだと思います。ここで引き返しておけばよかったのですが・・私と彼女は、「ここまで来たんだから引き返せない!」という事で最奥へと進んでいきます。そしてレンガ造りの建物を見廻しながら歩いていくんですけども、ひときわヤバ感ある場所を見つけました。
△ブラインドコーナーがキモ
その建物内には大きな居室が一つあるだけで、他は何もなくガラーンとして音も響きます。そして奥の向かい側は窓状のようになっていました。それまで以上に寒気を感じます。「これはヤバイかも?」と思って部屋から出ようとし、彼女の手をとって外へ出ようとしました。
すると、彼女が部屋の奥にある窓側をみて、固まっています。「ん、どうした?」と尋ねると、彼女は我に返ったものの、物凄く怯えているんです。ここから彼女の様子は急変し「大丈夫?」と心配しても頷くだけで、声に出して返事はしてくれません。これは早急にここから出た方が良いなと感じ、探索途中でしたが撤退を決めました。
「もうここから出よかぁ?」と伝えると、彼女は頷き私にヒシっとしがみ付きながら、一緒に歩きました。しかし、その時も彼女の様子は、少々おかしいんですよね。何かに怯えているというか。とりあえず深山砲台跡を抜け出し駐車場まで戻ってきました。
△そんな場所に立たないでほすぃ
車に乗り込むと彼女はようやく落ち着いたようで、彼女がレンガ造りの建物内で視た事について、漸く話しだしました。到着時の印象は私と同じような感じだったようです。「レンガ造りの建物ばかりで、雰囲気があるなぁ」ぐらいの。そして私と一緒に歩いているうちレンガ造りの建物内に入りました。ここがヤバかったのだそうです。入口側の反対は窓になっていたのですが。その窓から外をのぞくような感じで、軍服を着た男性兵士の姿が見えたと。まるで旧日本軍兵士のような感じだったそうなんです。
こちらに気付く事もなく、ただ外の方を見つめているというか、見張っているような感じだったそうです。こんな時間に人が、まして兵士がいるなんて事は、絶対ありえません。「これはマズい所へ来てしまった!」と、彼女は感じ硬直してしまった。そんな時に私から声を掛けられて我に返ったものの、声を出して返事をすれば、兵士に気付かれそうだと恐怖したそうです。だから私が話し掛けても、返事をしなかったと言われました。
そして恐怖は、まだ続きました・・
△昼でも真っ暗、夜だと尚更だ
私と一緒に戻る事になったものの、先程通ってきた通路の状態も変だったらしい。レンガ造りの建物と建物の間に通路があるんですけど、そこに先程みた旧日本兵と同じ姿をした兵士が通路に座っていたり、窓から私達の様子を伺っていたようなんです。話をして兵士に気取られたらイヤですし、戻ってくる最中にも声を出さなかったそうでした。
深山砲台跡を出てからは、旧日本兵の姿は見えなくなりましたし、車迄は帰ってきたという安心感から落ち着きを取り戻し、事情を話せるまで回復したと教えてくれました。私は寒気は感じていたものの、そこまではみえていなかったので、驚いていると・・彼女の表情がまたもや変わります。彼女は怯え青ざめた顔つきで私の方を…いえ…私の後方をジッと見つめていました。
彼女は小さく震えた声で「ぅ後ろぉ…いまぁ後ろにいるぅ…このまま車を…出してぇ…」と、お願いしてきました。 彼女の話し方と表情から冗談ではないと感じ、言われるがままエンジンをかけて車を急発進。そこから一般道へ出るまでは、彼女はずっとガタガタと震えていたので「もしかして。外に居た?」と聞いてみました。すると彼女は声を出さずにコクコク頷くだけ。さっきも姿を見掛けた時は、声を出していないといってましたし「もしかして、まだ追い掛けてきているのかも?」と感じながら車を走らせました。
△この道の先に市街地が広がる
往復4車線で車の交通量が多くて明るい道路まで来ると、彼女は落ち着きを取り戻しました。私の想像通り旧日本兵の姿をした兵隊が居たそうなんです。しかも後部座席に!!これを聞いた時は心臓が口から飛び出るぐらい驚きました。彼女から「もういないから大丈夫…」と言われましたけど、本当に尻が落ち着かなかったですね。でもね、これで終わってくれれば良かったのですけども。
異変はまだ続きました・・
このまま自宅へ舞い戻るのも怖いですし、途中でファミレスへ立ち寄る事にしたのです。この頃のファミレスは24時間営業をしていましたし、夜中でも週末ならばそれなりにお客も入っていて、随分賑やかでした。「人がいて明るい=これにて安全」というワケではありませんが、こういう所に来ると「ホッとひと安心」出来るんですよね。
席に座っているとスタッフが何故か、お水とオシボリを三人分持ってきました。ここで彼女も私も固まります。そう、恐らくスタッフには私達二人と、何か?がみえたのでしょう。ここまで来たから安全だと思っていましたが、矢張り大間違いでした。私も彼女も瞬時に現状を悟り青ざめました。結局このお店ではドリンクだけをオーダーして、すぐ飲み干して退店。近くのコンビニで食卓塩を購入し、清め塩代わりに使用しました。これが効いたのか?それから妙な現象は一切起きていません。
でもそれ以降は、彼女から「心霊スポットへ連れていってぇ♡」等と、言われる事はなくなりましたね。もちろん私自身も行かなくなりました。昔、ポン友から「行くな!」と強く言われましたけど“本当にヤバかった”から止めてくれていたんだなぁ、今更ながら忠告を守っておけばよかったと深く後悔しましたね。
「深淵を覗く時深淵もまた此方を覗いている」
△駐車場の猫はぁニャンか怖い♡
~おしまい~
𓂃𓊝𓄹𓄺 𓂃𓊝𓄹𓄺 𓂃𓊝𓄹𓄺
▽この場所の関連情報書いております。
https://minminzemi81.hatenablog.com/entry/2021/05/17/200000
https://minminzemi81.hatenablog.com/entry/2018/07/16/123000
(Thank you for reading. stay safe.)#おすすめスポット