minminzemi+81's blog

あがら おもしゃいやしてぇ~ よう~ ゆわよ ノシ

クレペリン検査に、なぜ落ちる?てか、こんな子供騙しで何がわかるのさ?と、私は言いたい【就活対策】

 

何だか信じられな~いハナシですぞ!

 

そ~なのである。わたしには信じられない事象なれど、人生を左右する企業の入社試験とかにですね、未だこんなモノを応募者にさせるらしいのよ、へぇ、マジですか?あ~た、たかが一桁の足し算ですよ。小学生の数ドリですよ。大卒馬鹿にすなぁ~い!まさにコレ、子供騙しじゃろて。ちがふ?

1+1=2「小学一年かよっ!」ピシッと。

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チコちゃん「ふふっ、ワタシに足し算で勝てるのかしら?」

まず筆記試験「一般常識問題」に続いて「クレペリン」検査なるものがあり、その後に「鬱陶しい人事部長」らと全面対決!と相成りまするなぁ…そして、総合判断します!とな、言いよる。ふふっ、燃えるぜっ🔥萌🔥うそウソ。笑

(※大卒とは、限らないよね。高卒も中途採用者もやるよね)

 

そもそもクレペリンとは、なんじゃらほい?

 

「無駄に痛い予防注射かよ!」と思っていたら、まったく違った。

「それは、ツベルクリンやろっ!」じゃ、昔のドイツの飛行船やったかいなぁ?

「それは、え~と、何?…ツェッペリン号?そのボケむず。てか、ショーもな」

クレペリンの、正式名称は「内田クレペリン精神検査」というのぢゃ。

おやおや『精神検査』とは、まったく穏やかでないですねぇ「人権問題」が早くも発生!クレペリンさんは、ひとの精神状態を検査するのですかな。ドイツ精神医学者 クレペリンの作業曲線を、日本の内田勇三郎※1大先生が、1920年頃より、こちょこちょと色々“アレンジ加え”ながら、いまあるテスト形式に発展させたのです。驚くなかれ、何と…

一世紀以上も過去の遺物だったのですっ!!

これには、唖然とした。モボとかモガとかシャラり闊歩していた大正浪漫なんですなぁ、竈門炭治郎も鬼滅隊入る前にやらされたのだろうか。ずいぶんカビ臭く、もう草ボ~ボ~大草原の小さな家※2。人事ぶちょん、そろそろやんぴにしませうよ。ホントくだらないと想ふ、今日この頃。

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「何と全問正解!?ヤな奴だわ、こいつ失格!」マジか…

(※1 内田 勇三郎 1894~1966年。心理学者「内田式クレペリン検査開発者」として有名なのだが、一般的にはあまり知られていない。この検査、どうやらパク…)

(※2 NHKで、1975年~1982年まで放映された人気ドラマ。主人公は明るく活発な次女ローラ。美少女しっかりもの長女、メアリー。美人で優しい母さん、キャロライン。牧農業やら製材所やら製粉所で働き過ぎチャールズ父さん…何だか懐かしいな)

 

それではいったいクレペリン検査で、何がわかるのか?

 

クレペリンは…『受検者自身の気持ちの気質特性など判断できるようになっており、描かれる作業曲線によって、情緒性や仕事にかかるときの態度、仕事の乗り、周りの環境への変化に対する適応力など、受検者の性格や行動ぶりや知能など判断しようというものです』(日本心理テストHPより)

これ、いったいアニ言ってんだか…理解不能

 

企業における情緒性とは?

 

例えばあれかな、仕事ヘマした新人OLにガミガミ叱り飛ばして、さらに仕事終わりにそのOLを、赤提灯に一杯誘うパターンだね。さぁて、頃はよし。結構酔わしたからその店も用済み。引き戸をガラララ…そこで夜空チョイと見上げ「月が綺麗ですょ、美那すわん♡」とか、言うつもりかねぇ?この、エロぶちょーさんはよ。(※一部実話ですが、フィクションです!)

 

新人の仕事する態度やら、ノリ?

 

ノリってあんた、それマジですか?新入社員が、両親指立て「ウェ~イ♪きょうも得意先、行っちゃうよぉ、ベィベェ!」にわか飛び出す若者、タタタと走りバタン!そこでパイセンが言う「うんうん!アイツはノリだけは、いいねぇ~♪届ける資料、忘れているけどさぁ」ノリだけは、いいヤツ!そう、まさに浅草海苔。(※これも実話かも。でもフィクションです!)

 

わお性格やら知能までバレちょんだで!

 

さらに恐ろしいことに「性格やら知能」まで判っちゃうらしいぞ、キャ!オカルトなのかしら。いやいや、チョット待って頂きたい。なぜ小一の数ドリ的足し算で、性格やら知能まで判るのだ?!よく当たる占い師的な、新宿の母的なやつ(古っ)。このことがホントならば、「イグノーベル級の大発明」ではないか!

い~や、にわかに信じ難い。で、ワタシはまた想う。はい、独断と偏見によりますと。このテストの意図(真意)は、やはり“ちがふところにある”のでは、ないかな?例えば、世間様に胸張ってハッキリ言えないような、精神疾…?おっと待てよ。

 

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チコちゃんは想ふ。この宿題にいったい何の意味があるのかしら?

さてクレペリン検査の実際

 

クレペリンの試験内容は、一列に無意味にダラダラと並んだ数列、1348…数列の左から順番に足し算をします。例えば1と3ならば、答えは4と下に書き、次に3と4なら答えは7と数字をサクッと記入していくのです。もちろん、テストなので時間制限もある。それぞれ一列に付き一分。「前半パート15分⇒休憩を5分とり⇒後半パートも15分」といった流れとなっていますね。途中“五分の休憩”を挟むところが、どうやらこのテストのキモらしい。

クレペリン検査でわかること…『15個ずつ線で結ぶと、たいていの人は大体同じ様な経過の曲線を描くことがわかりました。これを「作業曲線」と呼びます。約一万名の作業量の平均を基本とした作業量の平均曲線をもとに、受検者の曲線を調べた結果、受検者の性格の違いによって、そこに描かれる作業曲線にもいろいろな特徴が見出され、その作業曲線の特徴が性格の特徴と結び付くことがわかりました』

(日本心理テストHPより)

またまたぁ、たかがサンプル一万人レベルで、アニ言ってんだか。そしてまたもや「性格」といってるね。そんなら西洋占星術(ちゃんとスコープ書くやつ)の方がよっぽど当たるぞ!マジで。

 

ようやく得た、結論としては…

 

ワタシは、とあるドクターS(京大医学部卒)に、このクレペリン検査の話したのですよ。そしたら「フッ」と一生に付したのゼ!

『人の好みも選別差別』

そう言うコトだろっ!

 (2500文字、Thank you for reading.good luck!)#クレペリン

2ちゃん「洒落怖」で一番興味深く、面白かったのが『師匠シリーズ』【文藝作品⑪】

 

じつは数年前から眼をひどく悪くして、結果テレビやゲームもやらなくなったし、さらに長文読書することも諦めていた…それに加え昨今のコロナ籠りなども付加され、何だかんだ物事全般やる気が出な~い、情けない状態に陥った。

いまや危機的状況なのかも?

いや、まだまだ大丈夫だろ。もちろん、こんなブログ書くのすら、大変だったりする。スピードはガク落ちながら、まぁ、それはそれで。ほんと歳をとるのはイヤな事だなぁ~とつくづく思う、今日この頃デス。笑

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最近、音声朗読にハマっている

 

ああ、そうだ。それで、YouTubeにアップされている小説朗読などを、聴くことにスイッチした。寝入りばなに朗読劇を聴きながら、色々想像をめぐらす愉しさを、これにより覚醒しました。

でぇ、その中で。特にオススメの作品を紹介しますね。まずは、知る人ぞ知る傑作編『師匠シリーズ』から!2ちゃんねる「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?」板、通称、洒落怖の中で一番興味深く、かつ面白かったのが『師匠シリーズ』だった。

2003年あたりから連綿とSNSでいまも続く、名物シリーズ。その頃といえば、まだスマホなどなかった時代。こりゃ隔世の感だよね?

(※いや、確かスマホは売り場にはあった!「Nokia」だったかな?とても買えなかったダケ、だよね…笑)

 

チョッチ「師匠シリーズ」の解説を

  

作品の時系列として、1991年~2003年辺りまでの時の流れがあり、結構な話数(百話以上)となっている。投稿者が思いつき(趣味?)で始めたためか、やはり話の並びがなんとも判かりずらい。

最初に現在周辺とその結果を描き、徐々に過去へ遡っていくといった手法、時系列をあえて判りずらくした。これは、読み手のアタマを混乱させるに充分で、スッキリしない。でも、これが師匠シリーズの特長でもあり、面白いところでもある。

まず師匠との出逢いがあり、さらに師匠と師匠の過去話を連結してゆく、さらに主人公が師匠と呼ばれる立場も描く。まぁ、ネトにありガチ、なかなかの不親切設計だが、いやはや話はトンデモ面白い!

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ストーリーの流れとしては、過去経験ばなしとして「主人公ウニの回想譚」として語られてゆく。メインとなる「俺(ウニ)」。眼鏡青年で、少し霊感あり、大のオカルト好き。彼が師匠シリーズのストーリーテラーとなる。

そして、通称「師匠」がいる。大学院生で、仏教美術を専攻。この人は、ウニのオカルト道の師匠であり、視える者として話中で大活躍する。話の始まりに「師匠に聞いた話だ」とあれば、この師匠からウニが伝聞したことになる。

さらに魅力的な女霊能者の「加奈子」。師匠のさらに師匠筋となる設定。そして後半から、突如登場するゴスロリ厨坊の「音響」もいる…だいたいこの四人の能力者による、縦横の相関関係で、オカルトストーリーが語られて逝く。

やはり登場人物の理解がややこしいねぇ。

○俺(ウニ)…年齢18~(1978年生まれ)、師匠シリーズの語り手。地方O大学の一年生、高知の山間部の出身。度の強い眼鏡をかけた好青年、大学の文芸サークル入り。

○師匠…年齢25~(1972年生まれ)、O大の大学院生、仏教美術を専攻、大学院の図書室司書。シリーズの主人公。ウニの先輩(師匠)筋であり、加奈子の弟子にあたる。

○浦井加奈子…年齢30頃(1967年生まれ)、大学院生。魅力的なミステリアス女性、師匠さえバケモノ扱い「ホットパンツ師匠」。男言葉を使うので性別ややこしい。

○音響…年齢14頃~(1982年生まれ)中学三年~高校二年。ゴスロリの女子中学生。のち、ウニと同じO大学に入学し、服部調査事務所でアルバイト、ウニの弟子的存在に。

○歩く…倉野木綾。年齢21~(1976年生まれ)O大学生文学部、学部卒業後に県外へ就職。師匠の彼女であり、師匠をもってして「俺より凄い」という超能力女性である。

○京介…山中ちひろ。年齢21歳~(1976年生まれ)、職業フリーター、喫茶店ボストンにいた。ショートカットの背高い男前美人。ネト上のオカルト板の住人。氷室京介ファン。

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幻想的でオカルティックなストーリー

▽参考/師匠加奈子さんの性格やら生態がよくわかる話。

【朗読】 趣味の話 【師匠シリーズ】 - YouTube

 

「師匠シリーズ」の始まりの作品

 

たしか【師匠シリーズ】の始まりは…𖠋𖠋「小人の怪談」だった。短文でサクサク畳み掛けてくる、小気味よい文体にはグッときた!

そのつかみ(冒頭部)引用します。

『189 ›› あなたのうしろに名無しさんが・・・

さて、怪談じゃないけどこんなのはいかかが?

オカルト大好きな俺は、知り合いやサークルの後輩先輩に、節操無く「なんかない?怖い話」と聞きまくる癖がある。で、俺の歴代の彼女にも聞いてるわけだが、全員一回だけそういう心霊体験をしてるという。それが変な類似点があって、一人目が「おかあさんと一緒に買い物に行った時、道端で小人が踊ってるのを見た」二人目が「北海道に友達と旅行に行ったとき、コロボックルの死骸を見た」三人目が「金縛り中に小人みたいな童女がお腹の上に乗ってた」いずれも小人が出てくる。不思議だ。四年くらい前に俺のオカルト道の師匠が「最近、小人を見るパターンの怪談が増えている。5ミリの女の亜種もこの変形だ。あんまりいい傾向じゃない」と言っていた。いい傾向じゃないとどうだ、というのか分らなかったが、妙に怖かった。師匠に彼女の話をすると「次は多分、大きい人を見てるよ」と予言されたのだが、去年、久しぶりに彼女ができたので聞いてみると、彼女も一回だけ変な体験をしており…「夜中に窓の外を、異常に大きな人影が通り過ぎて行った」ひ~いまにして思うと、あの師匠の方が怖いわ!5、6人殺してるという噂が流れてたし。怪人だな。この人にまつわる話も色々あるが、また今度。』

この小人話の流れは、長編『巨人の研究』 という作品に、繋がるのだが。長いウンチク噺のあげくに、何ともびっくりな結論を魅せるのだ。

▽自分的には少しだけ霊感(みえない)あるか?よく分からない妙な体験するから。友ヶ島に渡る前のこと。「金色の小人」をとらえる話!

minminzemi81.hatenablog.com

それで、数作読んで(聴いて)…ふと、思った。この文章は単なるチャネラーではない。文章はまだ粗いが、かなり小説を書きなれた人物のようだ。きっと投稿者は、オカルト好き暇ありお喋り好き大学生(の設定?)なのか。

シリーズ構成といい、執拗な描写力といい、作中キャラの立て方など…「これ維新がデビュー前後にボツ食らった作品を、SNSへ腹いせ投稿したのかもしれないゼ?」※と、すぐ思ったのさ。知らんけど(大阪風)。

(※ネタや文体など類似性がとても多く散見される。しかし、ヘタするとパクリや黒歴史と言われかねないね、どうなんだろか)

▽続きが気になる方は、朗読音声版でどうぞ。ホント興味深いね。

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最近聴いて、ずいぶん感心してしまった作品 

 
〈師匠シリーズ「双子」あらすじ&感想〉

 

探偵事務所でアルバイトしている師匠と加奈子。そこへ依頼者の羽川里美から「生き別れたという、双子の兄を探してほしい」と頼まれる。彼女の話を聴いて、兄が住むという岡山県北部の磐座村(架空)へ、二人は旅立った。そこでは、双子を恐れ忌み隠す人々、沢山ある道祖神の石像、歌詞が少しだけ違っている「かごめかごめ」そんな数々の謎解きと、霊的な冒険を続けることになるのだが…

ずいぶん長い話となるのだが、本編ストーリーに日本の土着信仰や古い神話などを巧くミックスさせて長編を中弛みさせず、程よい緊張感を保っていますね。ネトに上っていた頃、チャネラー達をずいぶん熱狂させたハズ?!これは、単なるホラーというよりも、「推理ミステリー」として仕上げていますね。細く散りばめられた逸話を積み重ね、ラストまで持っていく構成力にも感心した。

なのでこの書き手は、プロのライターと想える。いったいこの“投稿者ウニ”とは、何者なのか、やはり…維新か?例によって、本編に入る前の「マクラ噺」が矢張りうまいね。師匠と加奈子さんが“うるう秒の実証実験”をやろうとしているのだが、それがね…可笑しい!繰り返し描写される「ホットパンツ」、エモい!

 

【師匠シリーズ】「双子0時間の話」

 

『にい、さん、しい、ごお、ろく、しち、はち、きゅう、よんじゅう、いち、にい…机の上に置いた目覚まし時計の秒針の動きを、オカルト道の師匠、加奈子さんが数えている。僕はその様子をじっと見守っている。時計の針が深夜0時を指したところで、師匠が秒針を数えるのを止め、顔を上げて僕に「どうだ?」と訊いてきた。

「いや、どこも飛んでないです」そう答えると、師匠は「うにゃあああ~」と喚いて畳の上にひっくり返った。「わっかんねぇ!」そう言って足をバタバタとさせる。僕はそのホットパンツからのぞく太ももにドキドキし、目のやり場に困っている。夜に師匠の部屋に呼び出されて「実験」とやらにつき合わされているのだが、なにがやりたいのか、こっちこそわからない状態だ。』

この「双子0時間の話」は、本編1~4へ続くストーリーと関係ない挿話。“何らかの伏線”だと思っていると、とんだ肩透かしとなる仕掛け。それとも一話完結話として主人公二人の関係性を、軽く枕で語っておいたのかも?

▽師匠シリーズ「双子」は、0から4まで続く。これ、ホント面白かった!オカルト話のお好きな方にピッタリでぇ~す!

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▽続く本編ストーリー①はコチラから

【朗読】 双子 1 【師匠シリーズ】 - YouTube

▽リンク/pixiv 「双子」オリジナル版。ほんとウニって芸ないネームだね!

www.pixiv.net

 
おまけ話的〈ちなみに庚申講とは?〉

天帝を信じ善行する者には恵を与え、天帝に背き悪行する者には天罰を与える。それらは寿命にも影響を及ぼすという。そして、庚申の日に人間の体内にいる「三尸の蟲(さんしのむし)」が、人々が寝ている間に「天帝へ悪事の報告しに行く」それを阻止するため、一晩中眠らずに宴会フェスを行う。

昭和の中頃あたりまで、庚申講はたしかに行われていた。小さな幼児頃の私の記憶なので、はっきりとはしないが「近所の婆さん連中が、世話役宅へ集まり、夜中までワイワイと騒いでいた」のをかすかに覚えている。その御神体は、神道系では「猿田彦神」が祀られる。申は猿だから!「青面金剛」は仏教像ではなく中国道教に由来し、日本の民間信仰の中でさらに発展した尊像。庚申講の本尊であり、三尸を押さえる神様。

▽師匠シリーズには、お手軽コミック版もあります。まだ読んではいないけども。絵が少し違う気が…

2013年、漫画版がスタート。作画は片山愁、タイトルは『師匠シリーズ~師事~』少年画報社ヤングキング。2014年、加筆小説版も出た。こちらは双葉社より。

(※師匠シリーズは、二次使用と拡散(商業利用以外)が認められています。YouTubeやネトのまとめなどで、ほぼ全編の閲覧が可能です。一部商業ベース化されたものが不可となる) 

(4700文字、thank you for reading.) #師匠シリーズ  今週のお題「やる気が出ない」  

コレはガチ!友ヶ島に渡る直前。何とっ、心霊現象?!あったことなど。和歌山市 加太【友ヶ島裏話-弍式】

 

出発前、ふと「何かヤだなぁ・・友ヶ島」と、想った。それは何故なのか、判らなかったが・・。

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ここは深山の砲台跡

少し昔話に、なりますかね・・

 

ラピュタにそっくりィ~♡」

 

そう、あるレイヤーさんが呟いたそうな。するとSNSで一気に拡散し、いまや日本一有名な無人島✨となった和歌山市沖合、紀淡海峡に浮ぶ友ヶ島まぁ、そこに家族でお出かけした時の話なんですが。

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こちらが友ヶ島第一砲台跡

 

何かヤだなぁ、何かヤだなぁ

 

いえね、地元だし子供の頃から何度も渡島しているから、モチベもイマイチ上がらない。すでに大方判かっちゃってるんだもんね、この島は。

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有名な友ヶ島第三砲台跡

例えば、第三砲台跡地下にいた兵隊幽霊は、毎日ドカドカやって来る観光客に耐え切れず、遂にどこかに家出したコトなど、どこいった?笑

 

おいおいマジかよぉ、ソレ?

 

まっ、真偽はともかく。朝からユルヌルしていたら、キッチリ始発一便に乗れなかった。嗚呼、予定調和かよ。で、しばしボンヤリ海を眺めます。

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(※地元には昔より兵隊幽霊の目撃談(マジもん!)がありました。しかし、残念なことに最近は、聴かなくなりました。これ残念なんだか安心なんだか、なんか複雑ですねぇ)

 

渡船乗り場で「まっ、仕方ない。次の便で、ええんやないかい?」と、ジモティならではの余裕をコキました。そして海上売店カフェにて、茶をシバクことに。あ、懐かしのフレーズだ「チャーシバク」てね、昭和レトロ語だよ!

海上売店カフェとは、物売りのついでに「兄ちゃん達、コーヒでも飲みなぁよぅ~♡」といった「オバチャン完全脱力系なお店」なんですよ。加太推奨店のひとつ。

それでこのお店にて、サクッと珈琲なぞ発注して、すぐに手持ちブタさんになりました。🐷ブ~ブ~♪では、では、ブログ用に適当写真でも撮るか。フェリーはまだ当分出ないからね。

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渡船桟橋左が「ラピュタ」奥が「ともがしま」

 

写真撮影開始だっ自慢のデジ亀登場

 

店の窓から見える加太大橋を、取りあえず撮影する事に。まず窓を開けパシャ!すぐモニターで確認してみる。う~むゅ・・なんだかなぁ。あっそうです。知る人ぞ知る、このビューポイントはかっての映画男はつらいよに登場した名所なんですよ!

▽動画/24作『男はつらいよ 寅次郎春の夢』予告編。

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赤い大橋の下を、寅さんが居眠る観光船『えびす号』が、左(海側)から→右(河川)へと通り過ぎたシーンだったね!カメラがパンする。なので、漁船が通過しないかなぁ・・な~んて思って撮影してみますた!

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「うわぁ、何かイマイチだなっ、逆光が強過ぎるな」(窓は真東むいている)すぐに窓を閉め、灯台の置物をアレンジしてパシャ!また、すぐ画面確認する。ん~ん。ん?あれぇぇぇ?これはっ、これってさぁ~

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 何だぁ~この手はぁぁ~!!!

 

写っちゃったぁ~カモ?

 

ガラスの向こう側、海側から赤い手が「灯台の置物をつかみ取ろうとしている」なんだぁ、それ?!さらに、さらにですね、この写真を拡大してみると、何と灯台と赤い手の間には・・

 

金色の服きた「コビトのピコ太郎」が踊っている・・???そんな、馬鹿なぁぁぁ!コビトってか・・コビトは笑けるww

 

こんなの、面白すぎるぅ!

 

撮影時自分の両手は、カメラをホールドしていた筈である。そして正面位置で窓に正対して、シャッターを切ったので、単なる映り込みは考えられない、が。

 

いったいコレはどんな TRICK なのかっ?!

 

まさに「心霊写真の誕生」だっ!いや、まさかの念写?そんな念送った覚えはないぞ。

 

マルっとスリット、お見透しだ!

 

・・ガラス窓だけにぃ

なにそのオチは、全く腑に落ちないぞっ!

○付記/いやいや、写真合成みたいなメンドイことしてまへんぇ…

(1700文字、Thank you for reading. Enjoying The Tomogashima!)#友ヶ島#心霊スポット#なんて素敵な和歌山なんでしょう

海賊「つむじ風 剛右衛門」お宝伝説✨について想うこと 和歌山市 友ヶ島【友ヶ島裏話-壱式】

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紀淡海峡 淡路島、友ヶ島和歌山市

 

黄金伝説『豪右衛門の“隠し財宝の場所”は、紀淡海峡友ヶ島である!!』それって、マジですか?

 

海賊「つむじ風豪右衛門」とは?

 

埋蔵金やお宝伝説はロマンにあふれ、多くの人々を惹きつけるものですね。和歌山市友ヶ島には、江戸時代に瀬戸内海で大暴れした海賊「つむじ風剛右衛門」が隠したという「お宝伝説」がいまに伝わります。

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海にはロマンがある

この通称「つむじ風」は「海が荒れた日に限り海賊稼業」に出たところからついた通り名で、豪右衛門はあくまでも表向き「廻船問屋の旦那」であり、裏社会での顔「海賊の大親分」とを使い分けていました。

(※紀淡海峡に浮かぶ、沖ノ島、神島、虎島地ノ島、この四島併せて「友ヶ島」と呼ぶ)

 

海賊行為のやり方は、頭が良かった

 

紀伊水道は諸藩の商船が多く往き来する大動脈。その積荷を“荒れた海で略奪”する。そして奪ったお宝はしっかりと選別し、足がつきそうにない品物だけを売り捌く。売ることの出来ないお宝は「どこかへ隠匿し続けた」と云います。

むむっ、どこかに…となっ?ドコだぁー?

♬.*ここで「アジアの海賊」By 坂本冬美https://youtu.be/3SjbINT2G9w?si=nATNgZr3EweW2Rpa

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友ヶ島遠景

ある日のこと。剛右衛門は嵐の日に略奪に向かったが、難破し多くの子分と一緒に溺死したといわれています。それで、お宝の「隠し場所を誰にも伝えず」この世を去った。

残されたお宝を金額換算すれば、その総額「数百億から、数千億?!」にものぼるというのですから、これには血が騒ぎますね。それでは、いったいお宝はどうなったのか?

 

じゃ「友ヶ島を探索」すればいい?

 

豪右衛門の「隠し島は友ヶ島」といまに伝わっています。そしてその友ヶ島は「幕末から明治、第二次世界大戦が終わるまで軍事拠点」となり、一般人の立ち入りは厳禁だった。

また大がかりな探索は、いまもなされてはいない、と云うことは「!」このことは「お宝が手付かずで眠っている可能性」を示唆しています。

しかし剛右衛門が暴れていた海域は、四国蒲生田岬付近※ の「伊島」あたりから淡路島南部地域「沼島」、和歌山市友ヶ島」までの紀伊水道一帯に及びます。果たしてホントに友ヶ島だったのか、はてさて?

(※昭和二十年に発見された「蒲生田岬の金塊」も、財宝伝説と何か関係あるのかも知れない)

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加太の夕暮れ時

とにかく豪右衛門の「お宝総額も凄い!ですが対象海域も広域」なのですね。そして、何よりも困ったことに、具体的な手掛かりは全く残されていないのです、こりゃトホホだ。

 

考察、ひとつの考え方として

 

「もしも自分が海賊の棟梁だったなら、いったい何処にお宝を隠すだろうか?」まず友ヶ島にいくつもある洞窟なんか、絶対使わないね。そんなのお間抜けすぎだろう。それでは、まったく人目につかない隠し場所…

 

それは海!海底に隠すだろ!

 

素潜りでギリ届く水深に、お宝載せたまま船ごと沈める。必要になったら、サルベージすればよいだけだからね。このことは、友ヶ島の北の海域に「沖ノ島 北方遺跡」なるものが海底に存在していることで、ひとつの可能性を示している。

聴いた話に拠れば、たしか古い中国船?の残骸が沈んでいるというのです。漁船の地引き網に、中国産の青磁器(碗や香炉など)等が沢山上がったらしい。さらにその沖合にも謎の沈船が確認されていてさぁ、、こりゃビンゴ~?カモ๑

 

「月いづく 鐘は沈める 海の底」By松尾芭蕉

 

芭蕉がこの句を詠んだのは、越前金ヶ崎という「海に沈んだ鐘の伝説」が伝えられている土地でのこと。

中秋の名月を、皆が望んでいる時だった。

宿主人が言う「この海に釣鐘が沈んでいるのを、殿様が海士に潜らせて探させたところ、龍頭がさかさまになって海底にめり込んで引き上げる術がない」と、芭蕉に話した。

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雨雲の遥か上にある月。

仄暗い海の底に沈んでいる鐘。

月はどこだろうと夜空を見上げ、次に海の底の鐘へ視点を移す。せっかくの名月が見えないのは龍頭がさかさまで、龍神様がお怒りになっているからだろうか・・と。

(1600文字、Thank you for reading.Enjoying The tomogashima) #なんて素敵な和歌山なんでしょう

「鬼」は本当に悪者だったのか?征夷大将軍「坂上田村麻呂」 鬼ヶ城 奇譚【歴史伝承】

征夷大将軍として活躍した「坂上田村麻呂蝦夷の反乱、あるいは各地方の海賊や鬼討伐に活躍する“軍事的英雄”として、日本史にしばしば登場します。

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坂上田村麻呂

征夷大将軍 坂上 田村麻呂。

天平宝字二年758年生まれ。父は坂上 苅田麻呂、母はまったく不明。坂上氏は、渡来系の軍事氏族の東漢氏(やまとのあやうじ)の流れ。武術をもって朝廷に仕えた。798年、京都東山の清水寺を建立する。802年。東北に胆沢城、続いて志波城を築き、蝦夷の族長 阿弖利為(アテルイ)、母礼(モレ)など500人余りを降伏させた。田村麻呂は強く反対したが大和朝廷は彼等をひどく恐れ、河内国杜山で打ち首にしてしまう。大阪枚方市宇山の公園内には、二人の供養塚が遺っています。

 

昔話にも、たびたび登場する「鬼」の正体とは?

 

鬼といえば…子供の頃、誰もが体験した「鬼ごっこ※1」を思い出すでしょう。近所の子供達が集まれば、すぐ始まった。決まって鬼は一人で、その他はわ〜わ〜逃げ回る役だった。世代を超えて、子供にこれ程親しまれた遊びも珍しいのでは?

さて、奇譚話に登場する鬼や賊の名前は、地域や伝承によって変わります。岩手県では「悪路王」や「赤頭」福島県では「大高丸」や「大多鬼根」といった奇妙な悪名をつけられています。また秋田県には有名な「なまはげ※2」伝説もあり、まるで「東北地方が鬼の本場」の感じがします。

近畿地方にもいくつかそんな伝承話が残されていて、天皇の命を受けた坂上田村麻呂が、紀伊半島一帯を荒らし廻っていた「鬼ヶ城の海賊」を退治した話が、いまに伝わっています。

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鬼ヶ城三重県 熊野市

(※1 一説に鬼ごっこの起源は奈良平安時代、年末宮中行事の「追儺(ついな)祓い」からという。人々に害をなす邪鬼、疫病退散を祈念する呪術だった)

(※2 ナマハゲは、鬼の外形的なモチーフとなっているが、ほんとうは子供を護る神様らしい。秋田の地元では、鬼子母神的なイメージとのことです)

 

坂上田村麻呂鬼ヶ城」の鬼退治伝説 

 

平城天皇※1の頃。「鬼ヶ城」に鬼神が住みつき、村人をたいそう悩ませたそうな。その話を聴いた坂上田村麻呂将軍が「大君の神の国で暴れるとはけしからん!」と、二木島※2を経由して軍船で鬼の岩屋へと近付いていった。一方、その動きを知った鬼の大将「金平鹿」二つ名を「多娥丸」は、手下の鬼達八百匹を集めて知恵を絞った。そしてようよう話が決まった。

金平鹿「田村丸にはどうやら観音の加護があり、我々の神通力が効かないかもしれない」と食料を運び込み磐屋に閉じこもって、窟の戸をピッタリと閉めた。鬼たちは不要な戦闘を避けて、籠城策を選択したのだった。さすがの田村麻呂将軍も、これには攻めあぐんでしまった。

するとその時、沖合にある「魔見ヶ島」の空に、菩薩のような光る童子が現れた。そして弓矢を携えて将軍を手招きしているのが見えたのです。

その童子がいう「私が舞うから軍勢の皆も一緒に舞おう」と誘う。しばし船上を舞台に舞い遊んだ。その妙なる調べに鬼の金平鹿は、何事かとソワソワと気になり窟の戸を少し開け顔を出してしまう。

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鬼ヶ城三重県 熊野市

そこをすかさず田村麻呂将軍は、童子から授かった金弓矢で金平鹿の左眼を撃ちぬいた。続いて磐屋から八百もの手下の鬼達が飛び出したが、田村軍の千の弓矢にことごとく倒れてしもうた。

そうしたら千手観音の化身である童子は、たちまち光を放っていずこかへ飛び去ったという話じゃ。

(※1 第五十一代、平城天皇 桓武天皇の第一皇子。上皇となり政令を乱発するが、薬子の変により失脚した。在位期間 延暦二十五年より大同四年まで)

(※2 二木島は、三重県熊野市にある。過去には「二鬼島」と表記されたこともある。中上健次原作、映画「火まつり」の舞台にもなった)

 

坂上田村麻呂の「尾呂志」の鬼退治

 

さらに話は続く。また「四鬼の窟」に住む鬼が村の子供をさらっていくので、人々は不安であったそうな。

田村麻呂将軍は「鬼ヶ城」で鬼の首魁や手下を滅ぼしてから「尾呂志」の鬼たちも退治しようと、意気盛ん。再び甲冑に身を固めた。

そして通りかかった村人に鬼の住む窟と、四頭の鬼が住むことを聞き出した。田村麻呂側は弓に弦を張り、矢尻と刀を研ぎ戦の用意を整えなおします。

田村麻呂の軍勢が金掘の南の谷あいを辿ってゆくと、鬼どもは大きな磐の上であぐらをかいて、こちらを睨みつけ「俺達を退治しようとは片腹痛いわぁ!射れるものなら射てみよっ!」と大音声を張り上げた。

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鬼ヶ城三重県 熊野市

田村麻呂将軍の号令で一大合戦が始まった。やがて鬼どもはしだいに弱りはじめた。これはかなわないと棍棒を引きずり、ほとほと逃げはじめた。

そこを田村麻呂将軍にスパッと切られた鬼の大将の首は宙高く飛びあがり、将軍めがけて噛みつこうとした。間髪身をかわされ、そばの木の根へと噛みついた。ほかの三鬼も、皆みな殺されていった。

そして鬼を退治した将軍が彼らのこもっていた窟に行くと、奥の暗いところで「しくしく泣く声」がする。

そこには藤蔓で縛られた子供がおり「それは一昨日さらわれた、娘の松でございます」と村人達の中より男が進み出た。このように田村麻呂将軍は各地で鬼を退治したので、村人たちは大層喜んだということじゃ。

 

これにて…めでたし…めでたし…か?

 

この鬼の正体とは、いったい何だったのか?

 

しかし何故、鬼は一方的に虐殺されねばならなかったのか?「鬼なんだからあたり前」と思ってはいけない。この伝説は、本当のことを何も語らない。

鬼は「牛と虎」牛の角をはやして、トラのパンツ穿いてるウシトラ。鬼は丑寅の方角からやってくる。鬼門とは東北東「蝦夷が住むところ」である。

 

奈良県 大峰山には有名な「前鬼、後鬼」がいた!

 

話はかわって。修験道の開祖 役小角に従っていたとされる鬼は、もともと生駒山暗峠で人の子をさらって食べる悪鬼。役行者がこの夫婦の子供を隠して、二人をおびき出し「悔い改めるならば人間にしてやる」といわれ、役行者の従者となりました。

前鬼は「赤鬼(奈良県吉野郡 下北山村出身)」鉄斧を手に、笈を背負っている。その妻の後鬼は「青鬼(奈良県吉野郡 天川村出身)」水瓶を手に、種子を入れた笈を背負っていた。そして、二人の鬼には五人の子供がいました。その名を「五鬼継、五鬼熊、五鬼上、五鬼助、五鬼童」という。

この五鬼家それぞれが、その後も修験者のための宿坊を営んだ。ところが明治時代初めの修験道禁止令により、これらの行者宿が大打撃をうけ衰退する。

いまは、六十一代目 五鬼助義之氏(小仲坊 五鬼助家)が宿坊を受け継ぎ、大峯山中で営業されています。

▽小仲坊は、大峯山釈迦ヶ岳の東面、山の中腹にある。

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○住所 奈良県吉野郡 下北山村前鬼三十

○連絡先/07468-5‐2210

○一泊二食付8 ,000円、素泊まり4,000円

  

世界遺産登録「鬼ケ城」あんない

 

○訪れる価値アリの場所です!R311号、25kmほど続く七里御浜沿いの道。その海岸線の終わりあたりにポンと突き出た岬に「鬼ケ城」があります。人々を圧倒してくる迫力ある海岸に、自然奇勝が続きます。

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○住所 三重県熊野市木本町1835

○リンク/世界遺産 鬼ケ城(おにがじょう・三重県熊野市)

 

出典参考/三重県観光連盟、ウキペディア

(2800文字、Thank you for reading.bon voyage.)