ことしも、あと僅かとなりました。まもなく一年が、終わるのであります。色々な出来事があった。振り返る思い出もある。そんなもの思いにふける年末…ふとひとりで聴きたくなる楽曲が存在します。
【絶賛開催中】「赤青歌合戦」の始まり、始まりィ~!
ワタシの脳内MPに流れるのは、決って日本のスローバラード。その選定基準は「圧倒的な歌唱力ある歌手と独特の世界観」の楽曲。エターナルナンバーなのです。想い出と共に名曲は生き続けます。
さあいよいよ開演です!
聞いて頂きましょう。
1.🎶「アレルヤ」Kalafina
🎤MCの登場。
ハイハイハイ、司会の玉おっきィヒロシです!歌は世につれ、世は歌につれとか申します。とかくこの世は世智辛い、どこかに救いは無いものか。ヒトは最後にはやはり「神」に祈るしかないのであります。
クリスマスには教会へ、お正月なら初詣。未来は君に優しいだろうか、緑の雨が君を濡らすまで。アレルヤ、あぁアレルヤ、アレルヤ。歌って頂きましょう~カラフィナのお三人さんで…「アレルヤ」です!
未来は君に 優しいだろうか 緑の雨が君を 濡らすまで
まっすぐに まっすぐに 行けるだろうか 泣けるだろうか
全てが静かに 燃える日まで…
△アニメ『空の境界 未来福音』のテーマ曲でもある。「kalafina」の武道館LIVE「アカペラ Ver.」ほんと泣けた。コロナ禍のいまだからこそ、聞いてみたい。サイコーに気持ちイイ感動神曲です。マイベスト!
2.🎶「夏の終わりのハーモニー」玉置浩二
玉置浩二と西本智実のコラボレーションが実にいい。円熟歌手、玉置浩二が神憑り的なアカペラを、聴かせてくれます。いまや日本を代表するトップシンガーかも知れないな。オケをバックに、まるでオペラ歌手のように、堂々と謳いあげるさまはホント圧巻、凄いですね。
3.🎶「三国駅」からの「スワローテイル バタフライ」aiko
aikoちゃんとの出逢は、15年位前のこと。大阪は淀川区は三国で暮らしていた。ある日のこと、神崎川沿いをブラブラ散歩中のワタシは、何故か視線を感じ見上げた。「うん?何だろう」川沿いのコンクリ堤防の窪みに、可愛い女の子二人が肩寄せあって座り、歌を謳っていた。
「?」一人は生ギター弾き、もう一人が歌をうたう。ダメージジーンズの娘の声が、とにかくよく通るのだ。「声楽」やっているヒトのアレ。小顔で目が離れていましたねぇ…「ん、んん…はて?」
もしもあなたがいなくなったら あたしはどうなってしまうだろう?
持ち上がらない位に首をもたげて泣くのかなぁ
寒さに堪えきれずに 温もり求めた先に あなたの指と腕がある
それでいい それだけでいい…
新曲「三国駅※」が発表されたのはその後、数ヶ月してからのコトだった。歌詞に「新三国アルゴ」が、登場するのはすごく懐かしいな。ここのゲーセンによく行きましたね。ボーリングは数回程だったけど。いまは建物も変わってしまった、そして古びた三国駅も、まったくイメージが一新した。
△シングル発売時には、三国駅構内に何百枚ものポスターが貼られた。それがほとんど盗まれてしまう珍事件が発生。実際目撃したからね。笑えた!
そしてaikoが学生時代から立ち寄っていた「みくに商店街」にあるCDショップ「ガロ」では、週間売上が他シングル作品を大幅に抜いての、堂々1位で2005年の過去最高売り上げしたらしい。そりゃそーだ!
▽「スワローテイル・バタフライ」なのですが、カバー曲であってもたちまち「aikoワールド」にしてしまうところが凄いところ。
4.🎶「ラブソング」サンボマスター
ロックミュージシャンはたいてい細身だが「お○ぶ」が楽器弾くと超カッチョイイ~のである!ZZ-Topだって、葉加瀬太郎だってカッチョイイし、山口隆だってもちろんカッチョイイのであります。(ディスってる訳では無い)「会津若松」の出身だけあって、「東北被災地支援ライブ」には数々の伝説を創ってきた。真夏の暑い夜。相当に熱い男だ、ホント暑苦しいぞ山口。
はじめてサンボ聴いたのは、電車男のエンディングの「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」から始まった。この「ラブソング」のストレートなメッセージ※は、中々なロッケンロールだぜ!ベイべェ~♪
いつまでも続いてゆくと 僕はずっと思ってたんだよ
あの日君がキレイすぎるわけを 僕は何も知らなかった
神様って人が君を連れ去って 二度とは逢えないと僕に言う
どこに行くんだよ 僕は何もできなかったよ 美しすぎた人よ
▽この曲は亡くなった人々への鎮魂歌であり、また遺された者のポッカリ空いた心にも語りかけ、慰めてもくれる、多重構造を持っています。
(※この曲を作ったきっかけは「失った人に、歌いたかったっていう想いがいち番にあったんです。生き別れ、死に別れがいっぱいあったから。公の人ともプライベートの人とも。その人に向けて歌いたいと思って。一年以上前から歌ってるんですけど、そうするとどんどん増えていくじゃないですか。別れる人が。それで歌詞もどんどん変わっていって…」と山口隆は語ります)
5.🎶「月の雫」柴崎コウ
黄泉がえり「月の雫」を初めて聴いた時、びっくりした。古語と現代語のちゃんぽんなのだね「なんちゅ~言語感覚しとるんやこの作詞は…」でも聞き込むほどにいい曲だなぁ…と、違和感はすっと消えましたね。しみじみと…
言の葉は 月のしずくの恋文
哀しみは 泡沫の夢幻
匂艶は 愛をささやく吐息
戦 災う声は 蝉時雨の風
時間の果てで 冷めゆく愛の温度
過ぎし儚き 思い出を照らしてゆく
逢いたい…と思う気持ちは そっと いま 願いになる
哀しみを月のしずくが 今日もまた濡らしてゆく
下弦の月が 浮かぶ 鏡のような水面
6.🎶「月のあかり」桑名正博
昭和の良き時代。カラオケスナックに行きますと、必ず私がラストに歌っていた「月のあかり」地道な布教活動をくり返していると、そのせいか随分とリーマンの皆さんが、歌われるようになりまして、逆に自分が歌いずらいやんかいさとなる。少なくとも関西圏では「月のあかり」広く知れ渡った。
桑名が◯◯所持違反で、格子窓な所で生活していた時に「看守からの差し入れのギターで作曲した」というトンデモな逸話を持つ傑作。
▽リアリティとリリシズム溢れる、昭和の名曲なのであります!渋いぜ!
7.🎶「雪の華」中島美嘉
美嘉さんはヤバい!メッチャヤバス!この声、歌う姿、性格とか。見るからに「天声のヒト」だ。近い存在には「宇多田ヒカル」がいる。
宇多田ヒカルの人生もかなりキテいるが、今のところはまだまだ、中島美嘉の勝ち、かな←なんの話してる?
この曲はたしかレコード大賞金賞曲。当時賛否両論もあって、世間の評価はずいぶん微妙だったのだ。
「わかってないなぁ~おまいら」
その後に、かえって海外で人気が出たぐらいだからね。そーゆーことさ!
▽この季節、年末になれば毎年のように聴いていますね。自分的には平井堅の「瞳を閉じて」と対をなす、エターナルソングです。
いかがでしたか?古い曲ばかりですが、名曲揃いだと思います。
一曲でもシェアして頂けたなら、幸いで御座います。
(3000文字、The song is forever.)